思い立った旅行や急な仕事の出張・実家の帰省など、交通費を抑えるため、夜行バス・高速バスの利用を検討する場合もあるでしょう。
そこで、この記事では、予約なしで当日に、夜行バスや高速バスの乗車券を予約・乗車できるのかについて詳しく説明します。
夜行バス・高速バスは予約なしで当日チケットを予約できる?
チケットは、夜行バスの場合、事前に予約することが条件なので、原則当日予約できません。
しかし、高速バスの場合、当日に空席があれば、チケットを予約・購入して乗ることが可能です。
ここからは、運行しているバスの種類について解説していきます。
座席指定制のバス(夜行バス)
座席指定制のバスは、主に長距離移動に使用されるもので、事前に座席が指定されているバスです。
通常、事前予約が必要で、好きな座席を選んで乗車します。
そのため、予約なしで急に乗るのは難しいことが多いです。
特に。夜行バスのほとんどは、この座席指定制のバスに該当します。
座席定員制のバス
座席定員制のバスは、1~2時間程度の近距離または中距離移動に利用されるもので、予約なしで停留所から乗り降りができ、座席も自由に選べます。
もちろん、事前に予約して座席を確保することも可能です。
当日でも対応してくれるバスなので、予約をせずに乗車したい場合は、この座席定員制のバスを利用しましょう。
座席定員制の夜行バスも一部存在しますが、数は少なく、確実に乗車できるとは限りません。
そのため、夜行バスを利用する場合は、予約をしておいたほうが無難です。
夜行バス・高速バスは立ち乗りできない
高速バスは、通常の路線バスとは異なり、高速道路を使って運行するため、座席が決められているかどうかに関わらず、安全を守るために規定により立ち乗りは許されていません。
高速道路では、80〜100キロのスピードで車両が走行しており、その中で立っているのは非常に危険です。
また、長時間立ち続けると足に負担がかかります。
そのため、定められた定員に達した時点で、乗車はできなくなります。
さらに、空いている席があったとしても、当日の突然の乗車はお断りするバス会社もあります。
バスのチケットは当日どうやって買う?
高速バスのチケットは、窓口(バスターミナルやJR窓口など)やネット(予約サイト)から予約して購入が可能です。
以下で購入の流れを説明していきます。
空席のあるバスを見つける
まずは、ウェブで空席を確認するか、電話で直接バスターミナルやバス会社に問い合わせて、空きがあるかどうかを調べておきましょう。
バス会社に問い合わせた場合、電話のみで予約を受け付けてくれる場合もあります。
バスの予約サイトから予約する
インターネットのバス予約サイトを使うと、当日予約ができる場合があります。
多くの予約サイトでは、当日予約が可能なバスも掲載されています。
さらに、今のバスの空席状況を調べて、その場で予約できるサービスもあるので、とても便利です。
急に高速バスに乗らなければならない場合でも、まずは予約サイトで空席を確認し、予約が可能ならそのまま手続きを進めることをおすすめします。
予約が無事に完了すれば、安心してバスに乗ることができるでしょう。
ただし、当日購入の場合、早割やクーポンなどの特典はほとんど使えないことが多いので、その点には注意が必要です。
バスブックマークでは、当日予約も可能です。
出発時刻の数時間前までに空席があれば、Webサイト上で予約ができます。
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バスターミナルや駅の窓口でチケットを購入
空席の確認ができたら、バスターミナルや駅の窓口でチケットを購入する方法もあります。
高速バスは座席数が限られているため、なるべく早めにバスターミナルや駅に到着することをおすすめします。
特に混雑する時期や時間帯は、希望のバスに乗れないこともあるので注意が必要です。
旅行代理店でもチケットの購入が可能
もし、窓口が閉まっていたり近くに旅行代理店があったりすれば、そこでチケットを買うこともできます。
ただし、すべての旅行代理店が高速バスのチケットを扱っているわけではありません。
また、当日の予約が可能な一部の高速バスに限り、旅行代理店でチケットが購入できることがあります。
旅行代理店によっては、当日チケットが購入できるバスの一覧を公式サイトに掲載していることもあるので、一度確認してみるとよいでしょう。
もし目的のバスが旅行代理店で取り扱われていない場合は、バスターミナルかバス会社に電話をして購入することをおすすめします。
当日予約で高速バスに乗るときのポイント
高速バスを当日に予約して乗るときには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
安心して高速バスに乗れるように、重要なことを覚えておきましょう。
予約の締め切り時間をチェックしよう
当日に予約する場合、予約の締め切り時間が決まっていることが多いので、予約サイトを利用する場合は注意しましょう。
特に、昼過ぎに予約が締め切られることが多いので、事前に確認しておくことが大事。
場所によっては18時まで予約を受け付けている場合もあれば、出発の20分前まで受け付けているところもあります。
バス予約サイトは当日予約ができないバス会社もある
バス予約サイトでは、いろんなバス会社が扱われていますが、中には当日の予約ができない会社もあります。
また、予約ができる会社であっても、混雑する時期(例:ゴールデンウィーク、年末年始など)はすぐに満席になってしまうことも多いです。
そのため、当日に乗ることが決まったら、できるだけ早めに予約するのが安心です。
高速バスは予約しておくと安心
高速バスは座席定員制のことが多いので、予約なしでも乗れることはありますが、リスクが高いのも事実。
当日でも予約できる場合は、すぐに予約を済ませておくと安心です。
予約さえしておけば、バス乗車直前まで、乗れるか心配する必要もありません。
まずはウェブや電話で予約できるか確認してみましょう。
高速バスは余裕を持って予約をして利用しよう。
高速バスは空席があれば、当日乗車することができます。
安心して乗車するために、バス予約サイトで予約したりバス会社やバスターミナルに問い合わせて、バスターミナルや駅でチケットを購入したりしましょう。
また、高速バスに乗るときのポイントも押さえておけば、急に高速バスでの移動が必要になった時、落ち着いて対応することができます。
高速バスは、新幹線の自由席の半額程度で目的地まで移動できる便利な交通手段です。
急な用事で必要になった時は、すぐに空席状況を確認して利用してみてくださいね。