新幹線のデッキに座り込んでも大丈夫?利用時のマナーや使い方を解説!!

東海道新幹線N700A デッキ部 お出かけ
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新幹線のデッキは客室の外側にある乗降スペースのことですが、ここで座り込んだり食事をしたりして良いか、気になる方もいるでしょう。

このページでは、新幹線のデッキの利用の仕方やマナーなどを詳しくお伝えします。

新幹線のデッキの使い方やマナー

早速、新幹線のデッキの利用の仕方やマナーを解説します。

新幹線のデッキに座り込んでも良い?

新幹線のデッキに座るのは、乗客の通行の妨げになってしまうのでNGです。

また、折りたたみ椅子や敷物を広げて座るのも止めましょう。

新幹線のデッキでの飲食は?

新幹線のデッキでは、食事に関して厳密なルールがないので、飲食可能です。

しかし、他の乗客への配慮で食べこぼしや臭いが強いものは避けましょう。

食事は、手軽に食べられるおにぎりやサンドイッチ、こぼれにくいペットボトル飲料などがおすすめです。

新幹線での移動は長時間になることが多く、「お腹が空くので移動中に何か食べたい。」と考える方も多いでしょう。

空腹を満たしたい時は、周囲への配慮を忘れずに、軽食を取るのが望ましいです。

新幹線のデッキで電話をしても良い?

新幹線で電話をかけたい場合、周囲への配慮を考えるとデッキを利用するのが良いでしょう。

車内での通話自体は禁止されていませんが、座席で話すと周囲の乗客に不快な思いをさせることもあります。

また、新幹線のデッキは走行音が大きく、車内アナウンスも響くため、通話中に相手に聞こえにくいことがあります。

そのため、会話を始める前に「新幹線のデッキからかけています」と伝えると親切です。

このように通話しにくい環境なので、急ぎでない要件であれば、デッキでの通話は避けるのが無難と言えるでしょう。

新幹線の自由席が満席のとき、指定席のデッキに立てる?

まるとばつのプレートを持つ人

基本的に、指定席車両のデッキは指定席の乗客専用となっており、自由席の乗客が立ち入ることはできません。

ただし、混雑時などは車掌の判断によって、一時的に立ち入ることができるケースもあるようです。

その場合は、車掌の指示に従うようにしましょう。

お盆や年末年始のような混雑期には、指定席のデッキが利用できるというアナウンスがされることもあります。

グリーン車やグランクラスのデッキに立てる?

グリーン車やグランクラスの場合はさらに厳しく、基本的にその車両の乗客以外はデッキに立ち入り禁止です。

混雑時でもデッキの利用が可能になることはほぼありませんので、注意しましょう。

「立席特急券」という選択肢もある

 

一部の新幹線では、自由席がなく全席指定の列車が運行されています。

例えば、東北新幹線の「はやぶさ」「はやて」、秋田新幹線の「こまち」、北陸新幹線の「かがやき」などが該当。

これらの列車が満席になった際に販売されるのが「立席特急券」です。

「立席特急券」を持っている場合、指定された車両のデッキで立って移動することができます(グリーン車・グランクラスを除く)。

なお、販売は座席が完売した後に開始されるため、利用を考えている場合は事前に確認しておくとよいでしょう。

その他の使い方

新幹線のデッキには、急病人が発生した際に迅速な対応ができるよう、治療スペースが確保されています。

さらに、お子さんがぐずってしまったり落ち着かなくなったりした時にも、デッキに移動すると、お子さんをあやしやすくなります。

その他に、広々としたデッキでは、立ち上がって軽く体を動かすことができ、気分転換にも適しているでしょう。

新幹線のデッキってどこ?

東北新幹線のデッキ(E5系)

簡単に言うと、新幹線のデッキとは、客室の外側にある乗降スペースのことを指します。

座席が並ぶ客室内の通路はデッキではないので、混同しないよう注意しましょう。

また、デッキは非常時の避難経路として確保されているため、いつでも通行できるスペースを保つことが大切です。

デッキには以下の設備が備わっています。

●トイレ・洗面台
●多目的室
●ゴミ箱
●公衆電話
●AED(自動体外式除細動器)

新幹線のデッキでの荷物の置き方

メタリックのキャリーケース

荷物の※持ち込み基準を超えた大きな荷物を持っている場合、デッキにある「荷物置き場」(共有スペース)に収納する必要があります。

新幹線には手荷物のサイズ規定があり、以下の条件を満たす場合に持ち込みが可能です。

●大きな荷物の持ち込み基準
1:縦・横・高さの合計が250cm以内
2:長さ2m以内
3:重量30kg以内
4:2個まで持ち込み可能
さらに、具体的にスーツケースやベビーカーなどを持ち込む際に気を付けることを以下でお伝えします。

スーツケース

スーツケースを荷物置き場に置く際は、貴重品を入れないようにし、施錠を徹底しましょう。

車両によっては、鍵付きのチェーンが備えられていることもあります。

ベビーカー

ベビーカーを持参する際には、以下の点に注意しましょう。

●必ず折りたたむ
●ストッパーをしっかりかける
●付属品(おもちゃなど)は外す

その他に、通路を塞いだり、他の荷物に引っかかったりしないよう配慮することが大切です。

自転車(ロードバイク等)

折りたたみ自転車やロードバイクを持ち込む場合は、専用の収納袋を用意し、規定サイズ内に収める必要があります。

収納袋にしっかり入れ、飛び出さないようにしましょう。

スキー・スノーボード

スキーやスノーボードを持ち込む場合、スキー板は2枚を固定し、転倒しないよう立てかけて置くのが望ましいです。

荷物置き場がない・満杯だった場合の対処法

車両によっては、デッキに荷物置き場が設置されていない場合や、既に満杯で利用できないこともあるでしょう。

その際には、以下の方法を検討してみてください。

●客席の最後部のスペースを活用(後方座席の乗客への配慮を忘れずに)
●足元に置く(スーツケースなどコンパクトなものに限る)
●グリーン車を利用する(追加料金が必要だが、広い座席で荷物を確保しやすい)
●宅配サービスを利用する(新幹線に持ち込まない)
●車椅子専用席の後方スペースを利用(該当席の利用者がいない場合のみ)

また、万が一、置き場所に困ったら、車掌に相談すると適切な対応をしてもらえることが多いです。

新幹線のデッキを利用する時は、マナーや使い方に注意しよう。

東海道新幹線N700A デッキ部

新幹線のデッキは、乗客が行き来し、非常時の避難経路としても利用されるため、

他の状況の迷惑にならないように、利用することが大切です。

座り込みはせず、飲食や電話も他の乗客に配慮して行いましょう。

また、スーツケースやベビーカーなど、大きな荷物を持ちこむ場合は、手荷物のサイズ規定を確認することも重要です。

新幹線のデッキは、これらのことに注意して、適切に利用しましょう。

 

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