このページでは、飛行機に乗る際、スーツケースにペットボトル飲料を入れても大丈夫なのかを解説しています。
各航空会社のルールや安全にスーツケースに入れるコツもまとめているので、読めば、安心してペットボトル飲料を機内に持ち込んだりスーツケースに入れて預けたりすることができるでしょう。
※このページの情報は、水やジュースなどソフトドリンクのペットボトル飲料に限ります。
飛行機に乗る際スーツケースにペットボトルを入れても大丈夫?
飛行機に乗る際、国内線では手荷物の制限の範囲内であれば、スーツケースにペットボトルを入れて、持ち込みが可能です。
ただし、国際線の場合は、厳しい制限があるため、基本的に持ち込みはできません。
預け入れの場合、スーツケースのサイズや重量に制限がありますが、許容範囲内であれば、何本ペットボトルを入れても問題ありません。
できるだけ多くのペットボトル飲料を持っていきたい場合は、手荷物カウンターにて預け入れを行いましょう。
国内線での持ち込み荷物のルール
国内線の飛行機では、手荷物の規定内であればスーツケースにペットボトルを入れて持ち込むことができます。
水・お茶・ジュース・炭酸飲料・コーヒー・牛乳などのペットボトル飲料は、未開封で持ち込むのがおすすめです。
保安検査では飲み物の確認が行われるため、手荷物に入れたままにせず、取り出してトレーに置きましょう。
開封済みの場合は、保安検査で係員がキャップを外して中のにおいを確かめたり専用の検査装置で液体をチェックしたりすることがあるので注意しましょう。
以下は、主な航空会社のエコノミークラスを利用した場合の手荷物に関するルールです。
航空会社名 | 重さ | 3辺の合計 | 各サイズ(単位:cm) | 個数 |
JAL | 合計10kg | 115cmまで | 幅55×高さ40×奥行25 | 1コ+身の回り品1コ |
ANA | 合計10kg | 115cmまで | 幅55×高さ40×奥行25 | 1コ+身の回り品1コ |
ピーチ | 合計7kg | 115cmまで | 幅40×高さ50×奥行25 | 1コ+身の回り品1コ |
ジェットスター | 合計7kg | 合計なし | スーツケース 高さ56×幅36×奥行23
スーツカバー 高さ114×幅60×奥行11 |
1コ+身の回り品1コ |
500mlのペットボトル飲料1本の重さはおおよそ500gです。

機内に持ち込む
ペットボトル飲料をスーツケースに入れて、機内に持ち込む場合は、大きさや重量の制限がありますが、国内線の場合、保安検査を通過すれば、問題なく機内へ持ち込むことが可能です。
保安検査をスムーズに完了するために、できるだけ機内で飲み切れる量のペットボトル飲料(500ml)に抑えておくのが良いでしょう。
保安検査の流れ
保安検査場で、乗客本人と手荷物の両方が、金属探知機やX線装置によるチェックを受けます。
保安検査は以下のような流れです。
検査で問題がなければ、そのままペットボトルを機内に持ち込めます。
ただし、収納棚に荷物を置きたい場合は、自分で持ち上げて収納できる重さ・大きさにする必要があります。
重すぎる荷物はトラブルや怪我の原因になるため注意しましょう。

国際線の持ち込みのルール
国際線では、液体物の持ち込みに厳しい制限があり、基本的に持ち込みはできません。
100mlを超える容器に入った液体は持ち込み禁止で、一般的なペットボトルは最小サイズでも250ml程度で許容範囲外です。
しかし、出国審査を通過した後のエリアでは問題ないため、飲み物が欲しくなった場合は、手荷物検査や出国審査を済ませ、免税店や売店で購入して、機内に持ち込みましょう。
スーツケースの預入れのルール
スーツケースを預ける際は、大きさや重さに決まりがありますが、その範囲内であればペットボトルを何本入れても大丈夫です。
大手航空会社2社(ANA、JAL)では、規定の重さまでは無料で預かってくれますが、LCC(格安航空会社)では預け入れが有料になるところが多いため、注意しましょう。
また、サイズや個数は航空会社によって異なるため、利用する前にしっかり確認することが重要です。
国内線のルール
大手航空会社(JAL・ANA)では、手荷物を20kgまで無料で預けることができます。
ただし、ビジネスクラスなど座席クラスの種類によって、無料で預けられる重量の上限が変わる場合があります。
規定を超えると追加料金が発生するため、出発前に手荷物の重さを確認しておくと安心です。
一方、LCC(格安航空会社)では運賃を安く抑える代わりに、荷物の預かりが有料となるケースが一般的となっています。
料金や手荷物の取り扱いルールは、選ぶプランや予約方法によっても異なるため、利用前に公式サイトで最新情報をチェックするようにしましょう。
※以下の表はエコノミークラスを利用した場合です。
会社名 | 重量 | サイズ3辺(縦、横、高さ) | 個数 |
JAL | 20㎏以内 | 3辺(縦、横、高さ) 50cm×60cm×120cm以内 |
制限なし |
ANA | 20㎏以内 | 3辺(縦、横、高さ)の合計が203cm以内 | 制限なし |
ピーチ | 20㎏ 以内 | 3辺(縦、横、高さ)の合計が203cm以内 | 最大5個まで |
ジェットスター | 1個あたりの最大重量は32kg以内 | 3辺の和が203cm以内かつ1辺の長さが120cm以内 | 制限なし |
国際線のルール
大手航空会社(JAL・ANA)では国際線で、重量23kg手荷物2個まで無料で預けることができます。
しかし、LCC(格安航空会社)は、国内線と同様預け入れが有料になるところが多いため、注意しましょう。
サイズ、個数制限は航空会社によって異なります。
※以下の表はエコノミークラスを利用した場合です。
会社名 | 重量 | サイズ3辺(縦、横、高さ) | 個数 |
JAL | 23㎏以内 | 3辺(縦、横、高さ)の合計が203cm以内 | 2個まで無料 |
ANA | 23㎏以内 | 3辺(縦、横、高さ)の合計が158cm以内 | 2個まで無料 |
ピーチ | 20㎏以内 | 3辺(縦、横、高さ)の合計が203cm以内 | 路線、プランによって異なる |
ジェットスター | 最大重量は32kg | 1辺が1mを超える荷物はサイズが大きな受託手荷物に該当し別料金 | 路線、プランによって異なる |
スーツケースにペットボトルを入れる際の注意点
ここからは、スーツケースにペットボトルを入れる際の破損や液漏れを防ぐ注意点やコツを紹介します。
しっかり対策することで、安心して到着まで持ち運び・預け入れることができます。
気圧や衝撃による破損を防ぐコツ
飛行機に搭乗中、気圧や衝撃による破損を防ぐには、できるだけ未開封のペットボトル飲料を入れるのが最適です。
また、液体が中途半端に入っていると、気圧の変化で内部の圧力が不安定になりやすくなります。
開封済みの場合は、キャップをしっかりと締め、できれば中身を空にするか、しっかり満たした状態にしておくのが安全です。
ペットボトルの液漏れを予防するコツ
万が一に備え、ペットボトルの液漏れを予防するためのコツをご紹介します。
外からの衝撃をやわらげ、ボトルがつぶれるのを防ぐ効果があります。
最後に、スーツケースの中でペットボトルが動かないよう、他の荷物とのすき間を詰めるように配置しましょう。
ペットボトルが転がったり他の荷物とぶつかったりしない工夫をすることで、破裂のリスクをぐっと減らせます。
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飛行機に乗る際スーツケースにペットボトルを入れる時は注意しよう!
飛行機に乗る際、スーツケースにペットボトルを入れておきたい場合は、機内に持ち込む場合、国内線では、指定の制限の範囲内であれば、持ち込み可能です。
預け入れは国内線・国際線ともに、重量やスーツケースのサイズを範囲内に収めれば、ペットボトル飲料は何本でも入れて大丈夫です。
ただし、LCCを利用する場合は、有料となるので、利用前にいくらかかるのか確認しておきましょう。
また、ペットボトル飲料をスーツケースに入れるときは、プチプチ(気泡緩衝材)で巻いたり大きめのジップロックに入れ、封を閉じたりして、破損・液漏れ対策を行うことも大切です。
ペットボトル飲料を持ち込む場合、旅行準備の段階で「預けるか持ち込むか」をあらかじめ決めておくと、当日は余裕をもって行動できるでしょう。
以下のページでは、飛行機の搭乗時に役立つ情報をまとめています。


