このページでは、JR東日本が発行する交通系IC「Suica」が新幹線で利用できるのかについて詳しく解説しています。
「Suicaでスムーズに新幹線に乗れるか知りたい!」という方は、ぜひチェックしてみてください。
Suicaで新幹線に乗れない?
Suicaだけでは新幹線に乗れません。
しかし、特定のサービスと組み合わせれば、Suicaを使って新幹線に乗ることが可能です。
とはいえ、路線や区間によって利用するアプリやサイトが異なり、定期券として使える場合もあるなど、システムはかなり入り組んでいます。
そこで、Suicaを使って新幹線に乗るための主な方法をわかりやすくまとめました。
以下のような4つのサービスを利用することで、Suicaでスムーズに新幹線を利用できます。
その他 Suica定期券(条件付き)
タッチでGo!新幹線
最初に一度だけ設定することで、事前の座席予約がなくてもSuicaを使って新幹線の自由席に乗れる便利なサービスです。
JR東日本エリア限定で提供されており、よく関東や東北地方に用事や旅行に行く人にとって、使いやすいサービスと言えるでしょう。
公式サイト タッチでGo!新幹線
利用方法は以下の通りです。
異常の設定を済ませておけば、JR東日本エリア内の新幹線改札をSuicaひとつでスムーズに通過できます。
ただし、乗れるのは自由席のみで、指定席の予約はできない点にご注意ください。
えきねっとの新幹線eチケットサービス
えきねっと(会員登録必須)のサービスの一つである「新幹線eチケットサービス」は、対象の新幹線を予約(「新幹線eチケット」を選択)し、自分のSuicaやモバイルSuicaを紐づけるだけで利用可能です。
最大30%オフのお得な割引きっぷ「トクだ値」も予約可能で、JR東日本管轄の新幹線が対象となっています。
設定を完了しておけば、SuicaやモバイルSuicaを改札にかざすだけでスムーズに通過できます。
公式サイト 新幹線eチケットサービス

スマートEX
スマートEX(会員登録・Suicaの情報登録必須)で、サイト上で新幹線のチケットを購入することで、紙の切符を発券せずに、Suicaを改札を改札にかざして通過することができます。
指定席の新幹線も利用可能で、東海道・山陽・九州新幹線の一部区間で利用できるのも特徴となっています。
公式サイト スマートEX
ただし、利用するエリアによって使えるサービスが異なるため、行き先に応じて適切なサービスを選ぶのが重要です。
また、東京駅をまたいでの利用は制限があります。
たとえば、新大阪から仙台まで移動する場合、
新大阪〜東京間はスマートEXで予約し、
東京〜仙台間は別途、えきねっとのeチケットを使って手配することになります。
この場合、東京駅で一度改札を出てから再び入り直す必要があるため、乗り換え時間には余裕を持って行動するようにしましょう。

Suica定期券(条件付き)
一部の区間では、通常の在来線用Suica定期券を使って新幹線を利用することが可能です。
対象となるのは、JR東日本が設定している4つの特定エリア(首都圏・仙台・盛岡・新潟)の中で、新幹線停車駅が2駅以上含まれ、
なおかつそれらの駅を在来線で結ぶ定期券を持っているケースです。
例えば、京浜東北線で「大宮〜東京」間の定期券を持っている場合、両駅とも新幹線が停車するため、この定期券だけで新幹線(自由席)に乗ることができます。
ただし、利用できるのは自由席のみで、乗車区間が定期券に含まれている場合に限り適用されるため、エリアをまたいでの利用は不可です。
さらに、新幹線の改札を通る際には特急料金分が自動で引き落とされるため、Suicaのチャージ残高が1,000円以上ないと改札を通れません。
あらかじめ十分な金額をチャージしておくようにしましょう。
なお、新幹線の利用を前提とした専用の定期券(FREX・FREXパル)も販売されており、こちらを購入すれば、よりスムーズに新幹線を利用できます。
公式サイト FREX・FREXパル
Suicaで新幹線に乗る時は、サービスの特徴・注意点に気を付けよう!
Suicaはそのままでは、新幹線には乗れませんが、
Suicaの「タッチでGo!新幹線」やえきねっとの「新幹線eチケットサービス」など、特定のサービスの利用・Suicaの設定をしておくと、改札にSuicaをかざしてスムーズに乗車することが可能です。
乗車できる新幹線や指定席も利用できるかなど、条件は異なるので、利用する前に自分が利用したい新幹線・区間が対象かしっかり確認しましょう。
普段使っているSuicaで、新幹線を利用できるので、ぜひ、活用してみてくださいね。
以下のページでは、新幹線の利用に役立つ情報をまとめています。


