千畳敷カールの紅葉時期の混雑状況は?混雑を避けるコツや紅葉の見頃を詳しく解説!

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千畳敷カールの紅葉 お出かけ

秋の紅葉シーズンになると、千畳敷カールは多くの人々で賑わいます。

そこで、このページでは、紅葉時期の千畳敷カールの混雑状況や混雑を回避する方法、紅葉の見頃などの情報をまとめています。

紅葉時期の千畳敷カールの混雑状況

千畳敷カールの混雑が特に激しくなるのは、9月下旬から10月上旬の週末です。

この時期が紅葉のピークであり、多くの観光客が押し寄せるタイミングでもあります。

また、千畳敷カールに到達するまでに、以下の3つの地点で特に混雑が予想されます。

◉混雑しやすい地点
①駐車場での車の順番待ち
②バス停でのバスの待機列
③しらび平駅でのロープウェイの待機列
以下で、それぞれの地点の混雑状況、混雑を回避する方法について詳しく触れていきます。

①駐車場での車の順番待ち

自家用車で、千畳敷カールに訪れる場合は、「菅の台バスセンター駐車場」を利用することが一般的です。

しかし、例年ピーク時には、駐車場が深夜から早朝の間に満車になることが多いです。

そのため、「菅の台バスセンター駐車場」を利用する予定がある場合は、前日の夜から深夜にかけて到着することをおすすめします。

また、車内で宿泊することになるので、快適な車中泊ができるよう事前に準備を整えておきましょう。

※車中泊のコツについてはこの記事でも触れています。

②バス停でのバスの待機列

バスの待ち時間は通常1時間ほどですが、混雑のピーク時には2〜3時間待ちが発生することもあります。

混雑を避けるために、できるだけ早朝に並んだり場合によってタクシーを利用したりしましょう。

「菅の台バスセンター」から「しらび平駅」への移動は、普通車タクシーで約5,000円かかります。

タクシー乗り場は「菅の台バスセンター」の駐車場の東側にあり、常時数台のタクシーが待機していますが、確実に利用したい場合は事前予約をするのがおすすめです。

赤穂タクシーへの予約は、電話(0265-83-5221)で可能です。

バス待ちのストレスを避けるためにも、タクシーでの移動は快適でおすすめです

③しらび平駅でのロープウェイの待機列

ロープウェイの待ち時間は通常1時間ほどですが、混雑のピーク時には2〜3時間待ちが発生することもあります。

特にロープウェイが混雑するのは、上りが午前10時から12時、下りが午後1時から2時の時間帯です。

ロープウェイ乗り場には、早朝や夕方に到着すると、混雑を避けられる可能性があります。

待ち時間を事前に確認したい場合は、駒ヶ岳ロープウェイの公式サイトで、当日の運行状況や待ち時間をチェックすることをおすすめします。

紅葉時期の千畳敷カールの混雑を回避する方法

行列のイメージ

紅葉の時期に千畳敷カールを訪れる時は、以下のことをすれば、混雑を避けて美しい紅葉をゆったりと楽しむことができるでしょう。

ここからは、紅葉時期の混雑を回避する方法を紹介していきます。

平日に訪れる

混雑を避けるためには、千畳敷カールの紅葉を平日に楽しむのがおすすめです。

特に、9月下旬から10月上旬の週末は混み合うため、スケジュールが調整できる場合は、平日に訪れるとより快適に観賞できるでしょう。

チケットの事前予約を行う

オンラインで事前にチケットを購入しておけば、当日の待ち時間を短縮できます。

千畳敷カールへ向かう際、バス・ロープウェイ待ちの待ち時間に加え、さらに現地でのチケット購入のための列が発生することがあります。

ロープウェイと路線バスの乗車券は、Webサイトから購入可能です。

ロープウェイ往復+路線バス往復:4,200円~
ロープウェイ片道+路線バス片道:2,200円~

※どちらのチケットも、利用日当日までなら無料でキャンセル可能です。

早朝指定ロープウェイきっぷ

「早朝ロープウェイチケット」を事前に手配しておけば、待ち時間なくロープウェイに乗ることができます。

公式ウェブサイトから予約が可能で、予約締切は利用日の前日0:00までです。

早朝特別便を利用すれば、待ち時間なく快適に千畳敷カールを楽しむことができ、早朝の澄んだ空気の中で素晴らしい景色を堪能できます。

ロープウェイの混雑を避けたい方には特におすすめです。

千畳敷カールの紅葉の見頃は?

千畳敷カールの紅葉は、例年9月下旬から10月上旬にかけて見頃を迎えます。

ただし、ロープウェイの出発地点と紅葉スポットである千畳敷カールでは、標高差が950メートルもあるため、場所によって紅葉のタイミングが少し異なります。

千畳敷カール周辺の紅葉予測は以下の通りです。

千畳敷カール周辺(標高2,612m~):9月下旬~10月上旬
ロープウェイエリア(標高1,662m~):10月上旬~10月下旬
路線バスエリア(標高850m~):10月下旬~11月上旬

千畳敷カール周辺の紅葉

標高の高い「千畳敷カール周辺」が先に色づき、10月中に訪れると色彩豊かな紅葉が楽しめます。

千畳敷カールは、名前の通り、畳1,000枚分の広さを持つエリアです。

氷河期に削られたお椀型の地形が、秋には赤や黄、オレンジに染まり、他では見られない絶景が広がります。

ロープウェイから見る紅葉

駒ヶ岳ロープウェイに乗ると、7分半で標高2,640メートルに位置する「千畳敷駅」に到着します。

このロープウェイから見える紅葉の見頃は、通常10月上旬から10月下旬です。

赤や黄色に染まる山々を上空から眺められるこの時間は、とても貴重で贅沢な時間となるでしょう。

ロープウェイ紅葉特別運行(先着順)を利用

紅葉が見られる時期は、期間限定の「ロープウェイ紅葉特別運行」を利用するのも一つの手です。

この特別運行では、通常よりもゆっくりと運行し、美しい景色をじっくり楽しむことができるので、写真撮影にも最適です。

2024年の特別運行の詳細はまだ発表されていませんが、2023年は以下のようなスケジュールでした。

短い期間で先着順ですが、興味があれば、駒ヶ岳ロープウェイ公式サイトから申し込んでみてください。

日程:2023年10月16日(月)~10月20日(金)
時間:11:10~11:25
定員:20名(先着順)
料金:大人5,500円、子供3,500円
集合場所:菅の台バスセンターに10時集合
申込方法:駒ヶ岳ロープウェイ公式サイトから

路線バスから見る紅葉

「しらび平駅」へ向かうバスは、中央アルプスの道を進み、その途中で例年10月下旬から11月上旬では、車内から美しい紅葉を楽しむことができます。

駒ヶ岳ロープウェイのスタート地点である「しらび平駅」へは、一般的に路線バスを利用してアクセスします。

なぜなら、マイカーの利用が制限されているため、駐車場がある「菅の台バスセンター」からバスに乗って行く必要があるからです。

見頃であれば、バスで移動する道中も紅葉を見ることができます。

千畳敷カールとは

千畳敷カール

千畳敷カールは、約2万年前の氷河時代に氷河によって形作られた、お椀状の地形が特徴です。

その広がりがまるで畳1,000枚を並べたような広さであることから、「千畳敷」と名付けられました(ちなみに、「カール」とは半円形の凹地を意味します)。

この美しい場所は、長野県の駒ヶ根市と宮田村にまたがる中央アルプス、宝剣岳のふもとに広がっています。

千畳敷カールの標高は2,612メートルあり、そこから麓の駒ヶ岳ロープウェイしらび平駅までの標高差は950メートルもあります。

この標高差を活かし、秋には紅葉が山頂から麓へと美しく色づいていく様子を堪能できます。

高山植物の豊かな千畳敷カールでは、紅葉の始まりは「草紅葉」と呼ばれる小さな植物たちの色づきから始まります。

さらに、ナナカマドの赤やダケカンバの黄、ハイマツの緑が山の斜面を覆い、まるで絵画のような美しい景色を作り出します。

千畳敷カールはハイキングもできる

千畳敷カールが位置する中央アルプスは国定公園に指定されており、整備された遊歩道を利用して約45分で周回できるハイキングも楽しめます。

紅葉を楽しみながら、自然の中でリフレッシュする絶好の機会です。

さらに、千畳敷カールには150種類以上の高山植物が自生しており、中には貴重な植物もあります。

ガイド付きのツアーに参加すれば、専門の知識を持ったガイドさんの説明を聞きながら、自然の美しさをより深く味わうことができるでしょう。

9月中の金、土、日、月曜日では、大人1,500円/45分(税込)子供500円/45分(税込)で申し込みできるので、興味がある方は参加してみてください。

混雑をできるだけ避けて千畳敷カールの紅葉を楽しもう

千畳敷カールの紅葉

千畳敷カールは、紅葉の見頃である9月下旬から10月下旬にかけて、多くの人が訪れます。

そのため混雑が発生し、バスやロープウェイ乗り場で数時間待たなければならない状況も出てくるでしょう。

混雑をできるだけ避けるには、千畳敷カールを訪れる日時を調整したりオンラインでチケットの事前予約をしたりすると、待ち時間の短縮にも繋がります。

路線バスの乗り場から紅葉が広がっているので、ぜひ、色彩豊かな千畳敷カールの紅葉を楽しんでくださいね。

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