星空保護区とは?日本で綺麗な星が見られるスポットもまる分かり!

満天の星空 お出かけ
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日本でも各地で美しい星空が見られますが その中でも「星空保護区」という場所を ご存知でしょうか?

このページでは美しい星空が眺められる「星空保護区」について紹介します。

さらに、日本各地で、綺麗な星が見られると有名なスポットをまとめているので、旅行やお出かけの際の参考にしてみてください。

星空保護区とは

星空保護区は人工の光に侵されず、美しい星空・自然を保護する活動に積極的な地域や場所を称賛する制度です。

保護区を認定しているのが、天文学者・環境学者などが集まって出来た「NPO国際ダークスカイ協会」という民間団体です。

厳しい審査によって選ばれ、

ニュージーランドのテカポ湖

ナミビアのナミブ砂漠など、

現在130ヶ所以上が認定されています。

その美しさは訪れた誰もが納得のもので 「星空の世界遺産」とも言われています。

日本の星空保護区

日本で星空保護区として認定された場所は、西表石垣国立公園(沖縄県)、神津島(東京都)、井原市美星町(岡山県)、大野市の南六呂師エリア(福井県)の4つです。

西表石垣国立公園(沖縄県)

石垣島の星空

日本では、2018年3月に 西表石垣国立公園(沖縄県)が 日本で初めて認定されました。

日本では限られた地域のみでしか見られない「南十字座」など南半球の星座が確認できるのも大きな特徴です。

また、南国の雰囲気に包まれながら感じる「満天の星空は息をのむほど美しい!」と高い評価を得ています。

さらに、温暖な気候で平均気温は20℃を超え、 天気も安定し、星が見られる日がとても多いのも選ばれた理由のひとつとも言えるでしょう。

神津島(東京都)

神津島「横道遠望地」からの景色

伊豆諸島の真ん中に存在しており、星空とともに雄大な自然を肌で感じられます。

都内で初めて星空保護区に認定された、貴重な星空観賞スポットであり、遮るものがないため360度星空が楽しめます。

また、人工の光がほとんど届かないため、満天の星々がくっきりと輝き、まるで宇宙と一体になったかのような感覚を味わえるでしょう。

最近では、地元の人々によるガイドが行われ、星座の知識や星の見つけ方などの講座も実施されています。

井原市美星町(岡山県)

美星天文台

日本の「三選星名所」にも選ばれている美しい星空が魅力の町です。

光害防止条例が施行されて、町を挙げて星空が見られる環境づくりに力を入れています。

また、古くから星にまつわる言い伝えが数多く残されており、星との深い縁がある町でもあります。

そのため、美星天文台や井原市星空公園など、天体観測に最適な公園や星に関する施設が数多くある点にも注目です。

大野市南六呂師エリア(福井県)

六呂師高原の夜景

経ヶ岳の麓に広がっている高原で、日本有数の星空観察スポットでもあります。

そして、アジアで初めて、都市部に近接しつつも、美しい星空を守る活動が行われていることが評価された「アーバン・ナイトスカイプレイス部門」に認定されました。

また、ガイド付きの「星空ハンモック」イベントが開催されており、ハンモックに揺られながら満天の星を眺める、贅沢なひとときを体験できる点にも注目です。

星空保護区認定の条件とは

審査で、特に重視されるのが 夜空の暗さと屋外照明です。

まず、天の川が見られるほどの漆黒の空でなければいけません。

そのために街灯などの街の明かりを抑える必要があります。

例えば、街燈としてよく見かける白色LED街灯は、明るく照らしすぎるため、条件の基準からは外れてしまいます。

星空保護区に認定されればその土地のPRにもなるので、自分たちの住む場所の環境を良くしようと、住民の協力と莫大な費用をかけて取り組んでいる地域もあります。

星が綺麗に見られるスポット

天体観測のイメージ

ここからは、日本各地で美しい星空が見られる有名スポットをまとめています。

星が綺麗に見られるスポットは、標高の高い高原や街燈が少なく視界を遮る建物がない場所が当てはまります。

知床(北海道)

北海道の東端に位置し、手つかずの大自然が広がり、夜になると満点の星々がより鮮明に輝いて見えます。

特に、「知床峠」は、標高約738mの展望台から360度にわたる壮大な星空を眺めることができる場所です。

空気が澄んでいて、人工の光が少ないため、天候に恵まれれば、肉眼でも天の川を見ることもできるでしょう。

阿智村(長野県)

国内で最も美しい星空のひとつとして環境省に認定された村です。

標高1,200mの山間にあり、透き通るような空気と豊かな自然の中で満天の星を楽しめます。

また、季節ごとに異なる星空ツアーが開催され、季節の星座や流星群などの天体ショーなど四季折々の夜空を満喫できるのが魅力です。

野辺山高原(長野県)

雄大な自然が広がる景勝地で、天文学者が厳選した「日本屈指の美しい星空」の一つとして評価されている場所です。

標高が高く澄んだ空気が特徴的で、街の光が届かないため、夜には肉眼で無数の星々をはっきりと眺めることができ、手を伸ばせば星に触れられそうな感覚に。

視界を遮るものもないので、まるで星空に包まれているような感覚を味わえます。

戦場ヶ原(栃木県)

標高1,400mに位置する手つかずの自然が残る大湿原で、満天の星が輝く絶好の観測スポットとして知られています。

周囲には人工の光が少なく、クリアな星空が広がるのが特徴です。

敷地内には座ってくつろげるスペースが点在し、無料の駐車場も利用可能のため、リラックスしながら気軽に天体観測が楽しめます。

県立ぐんま天文台(群馬)

群馬県にある天文台のひとつで、国内でも特に多くの人が天体観測に訪れるスポットです。

この天文台には、直径150cmの巨大な望遠鏡があり、肉眼では捉えきれない星や星雲を観察でき、宇宙の神秘を間近に感じることができます。

この施設は、宇宙飛行士・向井千秋さんの宇宙飛行を記念して建てられ、天文台周辺の広場には、天体をテーマにしたモニュメントが点在しています。

四国カルスト天狗高原(高知県)

東西に約25km広がる高原地帯で、人工の明かりもほとんどないため、一年を通して満天の星を楽しめます。

また、遊歩道が整備されており、三角屋根の展望台からは星々を見渡す贅沢なひとときを過ごせるのも魅力です。

近くには、星空をテーマにした施設「星ふるヴィレッジTENGU」があり、星空解説付きの観察会や天体望遠鏡を使った天体観測などのイベントを実施しています。

兵庫県立大学西はりま天文台(兵庫県)

多くの人々に星や宇宙の魅力を伝え、楽しさや学びの場を提供することを目的として、大撫山に設立された公開天文台です。

世界でも有数の公開用大型望遠鏡「なゆた望遠鏡」を使用して、研究員の解説と一緒に満天の星を眺められる「観望会」も評判となっています。

また、天文台の敷地内からも満天の星を観察でき、天体観測には絶好の場所となっています。

空の公園(大分県)

大分県佐伯市にあり、眼下に太平洋を一望する標高250mの公園で、気持ちよい潮風を感じながら星空を観察できる場所です。

夏は天の川、冬は一等星を見られ、漁船の漁火が海に輝き、星空とともにより幻想的なシーンが見られます。

また、公園から車で3kmの距離にある「空の展望所」も、開放的な空間で美しい星空を眺められるためおすすめです。

国見ヶ丘(宮城県)

標高500m以上の高台に位置し、雲海の名所として知られる展望スポットで、満天の星を一望できる場所でもあります。

特に晩秋から冬の早朝にかけては、運が良ければ雲海と星空が同時に見られることも。

周囲に人工の光が少ないため、澄んだ夜空を堪能でき、広大な山々が広がる風景も楽しむことができます。

波照間島(沖縄県)

日本の最南端で星空観測タワーがあり、日本国内で最も多くの星を観測できる離島です。

日本の他の場所では見られない南十字星(サザンクロス)が見られる場所でもあり、

街灯など町の明かりが少なく、流れ星や天の川が驚くほどくっきりと見え、波音を聞きながら、リラックスして星空を見られるのも魅力です。

星空保護区や綺麗な星が見られるスポットに訪れてみよう。

満天の星空

星空保護区は、美しい星空と豊かな自然が魅力で、満天の星空が見られる限られた場所です。

都心部や街の明かりが強い場所では、なかなか見ることができない星空は、一度見ると心が洗われ、リフレッシュできるでしょう。

また、日本には、綺麗に星が見られるスポットが各地にあるため、興味がある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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