夜行バスを利用する場合、もし、寝過ごしてしまったら「自分が降りる駅に着いたら、運転手さんは起こしてくれるのか」、「料金はどうなるのか」といった疑問を持つかもしれません。
そこで今回は、夜行バスで寝過ごしてしまった時の料金や運転手さんに起こしてもらえるのかについて解説します。
運転手さんは起こしてくれる?
夜行バスで寝過ごしそうになった時、運転手さんが起こしてくれるかどうかですが、運転手さんは基本的には起こしてくれません。
なぜなら、運転手が乗客を降車地で起こすサービスは提供されていないからです。
起こしてもらえない場合でも、降車地を過ぎてしまったら自己責任となります。
ただし、乗客名簿には各乗客の乗車区間が記載されていることが多いため、運転手が気づいた場合には、親切に起こしてくれることもあるかもしれません。
また、終点では必然的に起こしてもらえますが、運転手さんの負担を考えると自分で起きるのが望ましいでしょう。
乗り過ごした場合の料金は?
目的地を乗り過ごしてしまった場合、料金について注意が必要です。
同じ料金の区間であれば追加料金は不要ですが、乗り越した停留所によっては追加料金を請求されます。
夜行バスの料金は乗車前に事前に支払っていることが多いので、もし、寝過ごしてしまった場合は降りる際に追加分を支払いましょう。
寝過ごしてしまった場合の対処方法!
もし目が覚めた時に目的地を過ぎてしまったら、冷静に次の停留所で降りるようにしましょう。
その際、運転手さんに事情を説明して追加料金を支払い、降りる場所の確認を忘れずに行うことが大切です。
夜行バスを降りた後、スマホで目的地まで向かうルートを調べて、付近に公共交通機関があれば、それを利用して目的地へ戻りましょう。
夜行バスの場合は遅い時間帯のため、交通機関が利用できないこともあるので、タクシーを利用するのがおすすめです。
知らない場所でも、タクシーの運転手さんに相談すれば目的地まで連れて行ってもらえます。
夜行バスでの寝過ごし対策
「夜行バスを利用した時に目的地前でちゃんと起きられるか」夜行バスを利用する際、起きていられるか不安な方も多いでしょう。
ここからは、夜行バスで寝過ごさないようにする対策について紹介します。
前方の席を予約する
バスの座席指定ができる場合、外の状況や乗客の様子を把握しやすい前方の座席を選ぶのが良いでしょう。
予約の際に前方の席が空いているか確認してみてください。
前方の席は運転手さんのアナウンスが聞き取りやすく、他の乗客が降りる停留所なら、眠っていても人の出入りに気づくこともあります。
また、日の光が差し込みやすいので目覚めも促され、外の様子から到着までの時間も把握しやすいでしょう。
スマホのアラームをバイブレーションに設定
目的地付近に着く時間に起動するように、バイブレーションのみの設定にしたスマホを、服のポケットなど身体に触れる場所に入れておきましょう。
夜行バスでは、ケータイやスマホはマナーモードでの利用が基本です。
アラーム機能や目覚まし音で周囲に大きな音が響いてはいけません。
従って、スマホのアラームを設定する場合、バイブレーション「あり」、サウンド「なし」で設定しましょう。
寝過ごし防止アプリを活用
「スマホのバイブレーションだけでは不安」という方には、到着地に近づくと知らせてくれる寝過ごし防止アプリがおすすめです。
特に、「ツクツク」はイヤホン接続時にのみ、音声案内をイヤホンを通して鳴らす設定ができ、夜行バスでも活用できます。(iOSのみ対応、Android版は未対応)
GPS機能で到着地近くに着くと知らせてくれるので、バスの到着が早まったり遅れたりしても安心です。
酔わない範囲で集中して作業する
乗り物酔いに強いという方なら、適度に集中しながら作業することで、眠気を防ぐことができます。
ゲームをしたりイヤホンをして動画を視聴したりするのも良い手段で、Wi-Fiが使えるバスなら、映画や動画を存分に楽しむことができます。
Wi-Fiが使えない場合でも、事前にダウンロードしてオフラインで再生できるようにしておくと便利です。
その他に、イヤホンをしていれば音楽を聞くこともできるので、アップテンポな曲や自分が好きなロックやヒップホップなどを聞くのもおすすめです。
ただし、スマホを使用する際は、他の乗客に配慮して画面の明るさや音量に注意しましょう。
高速バスに乗ってる間は眠らない
「一度寝てしまうと起きられる自信がない」という方の場合、「最初から寝ない」というのも一つの手段です。
とはいえ、意識だけで眠気をコントロールするのは難しいので、ガムや清涼系タブレットを食べたり、冷たい飲み物でリフレッシュしたりするのがおすすめです。
特に、ガムは噛むことで脳を刺激し、眠気を追い払うのに効果的です。
強力なミント味や発泡パウダー入りなど、様々な種類のガムが販売されているので、お気に入りを見つけて持っていきましょう。
夜行バスでは寝過ごさないように注意しよう
夜行バスでは、基本的に運転手さんは起こしてくれないので、目的地付近に着いたら自分で起きる必要があります。
万が一寝過ごしてしまったら、追加料金がかかる場合があるので、その際は、降りる時に追加分を支払いましょう。
また、寝過ごし防止には、スマホのバイブレーションやアプリを利用したり前の席を予約したりすることも大切です。
夜行バスに乗車する時は寝過ごさないように注意して、利用しましょう。