首都圏から気軽に訪れることができる温泉地「熱海」と「箱根」。
温泉でゆっくりすることを目的とする場合、どちらに行こうか迷う方も多いでしょう。
このページでは、熱海と箱根を比較し、温泉の質の違いや評判の温泉宿など、温泉に注目して魅力を詳しく紹介していきます。
熱海と箱根、温泉で選ぶならどっち?
熱海と箱根では、温泉の質に違いがあり、湯触りや肌への優しさにこだわるなら熱海、泉質の種類に注目するなら箱根が良いでしょう。
熱海は、無色透明で肌に優しい弱アルカリ性の源泉が多いので、肌への刺激が気になる方やお子さんと一緒に温泉を楽しみたいという方に向いています。
一方箱根は、柔らかな肌触りのアルカリ性単純泉や身体の芯まで温まる塩化物泉など様々な泉質があるので、自分好みの温泉を見つけて楽しみたいという方は、箱根がおすすめです。
熱海と箱根の温泉の特徴の違い
熱海と箱根はそれぞれ温泉の質が異なるので、自分の好みに合わせて行き先を決めるのも良いですね。
ここからは、熱海と箱根の温泉の違いや日帰り入浴できる温泉を簡潔に紹介します。
熱海の温泉
熱海の温泉は、無色透明の湯が多く、ナトリウムやカルシウムを含む塩化物温泉が主流です。
PH値は平均で8と弱アルカリ性で肌に優しく、お子さんでも安心して楽しめる温泉が多いのが特徴です。
熱海温泉は、毎分16,564リットルの湯量を誇り、平均温度は63度と贅沢な源泉かけ流しの温泉が楽しめます。
源泉数は542もあり、全国屈指の高温泉の場所となっています。
箱根の温泉
箱根温泉は、アルカリ性単純温泉やナトリウム塩化物温泉、カルシウム硫酸温泉など、約20種類の温泉を楽しむことができます。
そのため、自分に合う温泉を見つけたり様々な温泉を楽しみたいという方に向いているでしょう。
また、全国で5位の湯量を持ち、毎分19,500リットルもの湯が湧き出ており、多くの施設でPH9程度のアルカリ性温泉が引かれているようです。
源泉数は345あり、日本を代表する温泉観光地として、宿泊施設や宿泊者数の規模では全国トップです。
熱海と箱根の評判の宿
熱海と箱根には、一人や家族連れにも安心のリーズナブルな温泉宿からカップルや大切な人と贅沢な時間を過ごせる高級宿など幅広い温泉宿があります。
そこで、ここからは、数多くある温泉宿の中から評判の温泉宿を厳選してその魅力をお伝えします。
熱海の温泉宿
熱海には、肌に優しいアルカリ性のお湯とオーシャンビューの開放的な景色を活かした温泉宿が多いのが特徴です。
リーズナブルでグループ旅行にも利用しやすい宿や高級感漂う海辺のリゾートホテルも多く、選択肢の幅が広いと言えるでしょう。
ここからは、熱海で評判の温泉宿を紹介します。
ホテルニューアカオ
こないだの週末、ずっと行きたいなと思ってた熱海の「ホテルニューアカオ」に行ってきた。
外観も内装も大食堂も昭和レトロの極みで素敵。 pic.twitter.com/Z3eQtBH3gE— キア (@kia_twt) October 8, 2024
●おすすめのシチュエーション カップル(大人) 1人
1973年創業の昭和を感じさせる熱海の老舗ホテルです。
全室オーシャンビューの客室と海と一体になったような開放的な露天風呂が魅力で、熱海の海を楽しみながらゆっくりすることができます。
地元の食材や新鮮な魚介類を使用したビュッフェや牛フィレ肉のステーキをはじめとしたフレンチなど、ホテル内のレストランでじっくり堪能できます。
調度品や建物の設備など、歴史を感じる室内は、昭和を懐かしく感じる大人のカップルやレトロな雰囲気を斬新に感じる若い宿泊客に特に人気があります。
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リブマックスリゾート熱海Ocean
リブマックスリゾート熱海oceanにて束の間バカンス。
少し広めのジュニアスイートルーム。
良きです。 pic.twitter.com/lxNok11Jxi— 唖然丸 (@azen_maru) March 13, 2022
●おすすめのシチュエーション 家族連れ カップル
露天風呂や炭酸風呂・サウナなどスパ要素が充実したホテルです。
全客室に露天風呂が設置されているのが大きな特徴で、高級寝具のシモンズのベッドが設置され、日中の移動で疲れた身体を癒すことができるでしょう。
食事は、海の幸を中心としたビュッフェが好評で、食事の時間は混雑していることが多いです。
プランによっては1~5名まで泊まれ、広い部屋でのんびりしたい家族連れやふたりの時間をゆっくり過ごしたいカップルに向いています。
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箱根の温泉宿
箱根は宿によってお湯の質が異なり、それぞれの特徴を活かして、自然の景色と調和したお風呂がある温泉宿が多いのが特徴です。
比較的非日常を感じる高級な宿が多く、少人数の宿泊客を受け入れている中小規模の旅館も多数あります。
ここからは、箱根で評判の温泉宿を紹介します。
箱根湯本温泉 天成園
箱根の天成園よかった!ビュッフェ&客室露天風呂で探してここにしたんだけど、ご飯種類多くて美味しいし個室の席を用意してくれたし、客室露天風呂もちゃんと温泉で最高🥹♨️💕何気に館内を裸足で歩けるのが👦🏻にとって良かった😆1人3万円以下でこれはかなり満足度高い🥰 pic.twitter.com/f2tZNJNv2V
— aya@2y🐘+10m🎀 (@NSLUE) April 21, 2023
●おすすめのシチュエーション カップル 家族連れ
リラクゼーションや庭園など宿泊以外の楽しみも充実したホテルです。
弱アルカリ性の肌に優しい露天風呂や内湯があり、チェックイン後に予約できる貸切風呂(別料金)で、大事な人とリラックスした時間も過ごせます。
ビュッフェでは、お寿司や鉄板焼など、老若男女問わず人気のメニューが揃っており、満足度も高いと言えるでしょう。
エステやマッサージも受けられ、(各種別料金)女子旅プランなども用意されているので、女性に人気となっています。
箱根湯本温泉 天成園の宿泊プランの詳細はこちら👇
箱根湯本温泉 ホテル南風荘
今日から遅い夏休み!🍉
いつもの箱根は南風荘さんで湯治♨️なんと言っても部屋に露天風呂があるのが良い…🫠 pic.twitter.com/6Z7YL9GpPK
— t*a*r*o (@tokitobito) September 18, 2024
●おすすめのシチュエーション 一人 家族連れ
畳のある和室や山々の自然を生かしたお風呂など、和の趣があるホテルです。
アルカリ単純泉の自然に囲まれた露天風呂は、旅行や日頃の疲れを癒すことができます。
相州牛やふぐなど、季節によって変わる旬の味覚を味わうことができるのも魅力です。
1人用プランや季節限定のイベントプランなども用意されているので、日常を離れた特別な時間が過ごせるでしょう。
箱根湯本温泉 ホテル南風荘の宿泊プランの詳細はこちら👇
熱海と箱根の観光スポット
熱海と箱根には、それぞれ国内外問わず多くの観光客が訪れるスポットがあります。
ここからは、訪れたからにはぜひ訪れたいイチオシの観光スポットを紹介します。
熱海の観光スポット
熱海でぜひ訪れたいスポットは、「熱海城」です。
熱海城の展望台からは、熱海市全体を見渡せるだけでなく、天候が良い日には、遠く初島や大島までの景色を楽しむことができます。
景色だけでも十分に満足できるスポットですが、ジェットバス形式の足湯も併設されており、美しい眺めを楽しみながら足の疲れを癒すことも可能です。
また、熱海城に隣接している「熱海トリックアート迷宮館」では、視覚の錯覚を利用した立体的なアート作品が展示されており、写真撮影を楽しむこともできます。
その他に、熱海では、熱海銀座商店街での食べ歩きや、海沿いの散策が人気です。
夏には、熱海サンビーチで海水浴が楽しめますし、週末には熱海名物の花火大会が行われ、夏以外でも迫力ある花火が見られます。
箱根の観光スポット
箱根でぜひ訪れたいスポットは、大涌谷です。
大涌谷は、箱根温泉の泉源地となっており、かつて水蒸気爆発が起こった場所です。
現在でも噴煙が見られる観光名所となっており、周辺には名物のくろたまごをはじめ、食事処やお土産屋さんも多く立ち並んでいます。
また、「箱根ロープウェイ」で富士山や芦ノ湖などを、標高700m以上の高さから望めるのも注目ポイントです。
箱根は観光名所だけでなく、さまざまな乗り物でのアクティビティが楽しめるのも魅力です。
ロープウェイやケーブルカー、遊覧船など、家族連れでも楽しめる乗り物が豊富にあります。
また、美術館も数多く点在しており、『ポーラ美術館』や『箱根彫刻の森美術館』などアート好きな方にはぜひ訪れてほしいスポットが揃っています。
箱根と熱海、都心からのアクセス
箱根と熱海は、都心から新幹線などの交通手段を利用すれば、2時間以内で到着することができます。
ここからは、都内から箱根と熱海へのアクセスについて比較してみました。
東京から熱海
熱海へは新幹線を使えば45分ほどで乗り換えなしで到着可能です。
特急踊り子号を利用する選択肢もあり、1時間以上かかりますが、料金は若干安くなり、お得に移動することができます。
東京駅~熱海駅
所要時間:約45分
料金:3,740円
東京駅~熱海駅
所要時間:約1時間20分
料金:3,560円
東京から箱根
一方、箱根への移動は少し時間がかかりますが、新宿から小田急ロマンスカーを利用すれば、乗り換えなしで到着でき、さらに費用も安めです。
スピード重視なら、東京から新幹線を利用して一度乗り換える必要がありますが、その分早く到着できます。
新宿駅~箱根湯本駅
所要時間:約1時間30分
料金:2,460円
東京駅~小田原駅~箱根湯本駅
所要時間:約1時間
料金:3,640円
熱海と箱根は、異なる質の温泉でのんびりできる。
熱海と箱根はどちらも高品質のお湯で、疲れを癒したり身体の芯まで温まったりしてリラックスすることができるでしょう。
熱海の温泉は、弱アルカリ性の源泉が多く、お子さんや肌が弱い方も安心して温泉を楽しめます。
箱根の温泉は、アルカリ性単純泉や塩化物泉など、肌触りや温度など場所によって泉質は様々なので、自分に合う温泉を見つける楽しさもあります。
また、広々とした部屋で大事な人と日頃の疲れを癒したり、食事や温泉などで贅沢な時間を過ごしたりできる宿も魅力です。
ぜひ、行ってみたい温泉、宿を見つけて素敵な時間を過ごしてみてくださいね。