このページでは、島根県の出雲大社にいつ行くのが良いのかについて解説しています。
さらに、参拝者が多くなる「神在月(かみありづき)」や初詣などの時期でも、参拝者が少なくなる時間帯やスムーズに参拝するコツなどもまとめています。
出雲大社はいつ行くのがいい?
出雲大社の参拝は、いつ行って良く、明確にこの時期が一番良いということはありません。
主祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は通年この地に鎮まっておられるため、どの季節に参拝しても縁結びのご利益を授かれます。
もし、「ご利益をしっかり受けたい!」という場合は、神々が集う特別な月、旧暦10月にあたる「神在月(かみありづき)」が良いでしょう。
全国の八百万の神々が出雲に集まり、縁に関する相談ごとを話し合う「神議り(かみはかり)」が行われると伝えられており、この期間は特別なご利益が期待できるといわれています。
神在月の時期にスムーズに参拝したい場合
神在月の時期にできるだけ人混みを避けたいなら、午前8時より早い時間帯に訪れると、人が少なく、境内の雰囲気をじっくり味わえます。
また、正面の鳥居から進む道は人が集中しやすいため、先に本殿裏の素鵞社を訪れ、「お砂交換」を済ませてから本殿周囲をまわると、混雑を避けながら効率よく参拝できます。
そして、神在月の時期は、道路が混みやすく、駐車場探しもひと苦労。
JR出雲市駅からのバスや一畑電車を使うとスムーズに移動できるでしょう。
一畑電車の運行案内
静かにお参りしたい場合
「厳かな雰囲気は味わいたいけど、混雑は避けたい」という方は、神在月を外して訪れるのがおすすめです。
ゆっくり境内を歩きたいなら、気候が安定して観光しやすい 春(4〜5月) や、神在月の前で比較的静かな秋(10月〜11月上旬) が、四季の美しさも感じやすく過ごしやすいでしょう。
また、特に早朝(午前8時頃まで)が人も少なく清々しい空気の中で参拝できます。
その他に、夕暮れ時(午後17時頃)も落ち着いた雰囲気の中になるので、参拝しやすくなります。
出雲大社に初詣で訪れる際のスムーズに参拝しやすくするコツ

ここからは、初詣で出雲大社を訪れる場合に混雑する時間帯や人が落ち着く時間帯をご案内します。
初詣の時期は、全国各地から大勢の参拝客が訪れ、大鳥居付近から神楽殿方面へ向かって、ゆっくりと人の列が伸びていくのが見られます。
できるだけ落ち着いて参拝したい場合は、訪れる時間帯に注意することが大切です。
初詣で混雑する時間帯
年明けの瞬間を出雲大社で迎えようとする人が特に多く、元日0時前後から2時頃までは身動きが取りづらいほど賑わいます。
また、三が日の10〜15時頃は華やかな初詣らしさを感じられる反面、参拝客や車が増え、待ち時間も長くなりがちです。
授与所やお手洗いも混み合うため、お子さんを連れたりご高齢の方がいたりする場合は、少し時間をずらして訪れると負担も減るでしょう。
初詣でおすすめの時間帯
お正月は朝の7〜9時頃が、元日であっても人の流れがゆるやかで、参道を歩いても圧迫感がありません。
澄んだ空気の中に森の香りや鳥の声が際立ち、静けさを味わいながら出雲大社らしい落ち着いた雰囲気に浸れるでしょう。
その他の時間帯は、夕方の16〜18時頃で、日中の混雑がやわらぎはじめます。
神楽殿の大しめ縄や参道の灯りが浮かび上がり、写真を撮るのにぴったりの幻想的な雰囲気になります。
初詣は防寒対策はしっかり!
冬の出雲を歩くと、思った以上に寒く、外にいる時間が長いほど体が冷えやすくなります。
外出するときは、コートに加えて、首元や手先を温めるマフラーや手袋、そして暖かい靴下などで、防寒をしっかりしておくと安心です。
また、持っておくと重宝するのが、カイロやモバイルバッテリー、そして折りたたみ傘!
この地域は天気が突然変わることも多く、晴れていても急に雨やみぞれが落ちてくることがあります。
折りたたみ傘を準備しておくと、いざという時に助かります。
出雲大社のお参りの仕方

出雲大社のお参りは、「二礼四拍手一拝」という作法を用います。
この時、願い事や日々の感謝、良縁への祈りを静かに伝えるのが良いと言われています。
「二礼四拍手一拝」
「砂の交換」神在月の時期
神在月の出雲大社では、「砂の交換」と呼ばれる特別な習わしが行われます。
出雲大社から西に進んだ先にある神聖な浜辺「稲佐の浜」で砂を少量いただき、それを出雲大社の境内にある「素鵞社(そがのやしろ)」へ納めるというものです。
納めたあとには、素鵞社の床下に用意されている箱から御砂をいただくことができます。
〇砂の交換の流れ
※いただく量は、納めた砂より少なめにするのが礼儀
稲佐の浜は神迎神事が行われる場所で、全国からやってくる神々が最初に降り立つと伝えられる特別な浜です。
そのため、この地の砂には強い霊性が宿るとされます。
さらに、素鵞社に祀られている素戔嗚尊(すさのおのみこと)の力も合わさり、いただいた御砂は浄化や魔除けにも良いとされています。
出雲大社に関する気になる疑問
ここからは、出雲大社について、多くの人が抱いている疑問についての回答をまとめました。
出雲大社に参拝するとどんな御利益がある?
出雲大社に参拝すると、縁結びの御利益があり、家内安全や商売繁盛などの御利益も期待できるとされています。
また、神様が全国から集まるとされる神在月に参拝すると、良縁を呼び込みやすく、人生の転機が訪れやすくなると言われており、特別な御利益を得られるでしょう。
出雲大社のお守りは?
出雲大社のお守りは、縁結び・厄除・長寿・学業などの肌に身に着けるお守り(各1,000円)や神棚におまつりする御神札(各1,000円)などがあります。
さらに、財布に入れやすいカード型のお守り(各1,000円)や縁結び・開運の鈴のストラップ(800円~)など、携帯に便利なお守りも取り扱っています。
お守りの授与場所は、本殿周辺の八足門前の正面左手・神楽殿の正面右手です。
出雲大社の御朱印はどこでもらえる?
出雲大社では、全部で4つの御朱印を受けることが可能です。
御朱印は、参拝した場所とのご縁を記したもので、社名や御祭神名などが墨書きと印で表されています。
出雲大社の境内では、2箇所でそれぞれ1種類ずつ配布されています。
さらに、境内に隣接する「北島國造館」でも2種類の御朱印を授かることができ、合計4種類を集めることが可能です。
訪れる時期に注意して、出雲大社を参拝してみよう。

出雲大社はいつ参拝しても、御利益を授かれます。
もし、「強い御利益を授かりたい!」と思っているなら、全国の神々が集う特別な月、旧暦10月にあたる「神在月(かみありづき)」(例年11月後半〜12月中旬まで)が良いでしょう。
そして、神在月や初詣など、参拝者で混雑する時期は、早朝(午前8時より前)や夕方(16〜18時頃)が人が少なくなりやすいためおすすめです。
落ち着いて参拝したい場合は、ぜひ、このページの情報を参考に訪れてみてください。
都内などからは「サンライズ出雲」に乗って訪れるという方法もあります。👇

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