このページでは、特急しまかぜの個室の予約について詳しく解説しており、個室の特徴も分かりやすく整理しています。
希望の座席を確保しやすくするコツや個室以外の座席の特徴もまとめているため、特急しまかぜの利用を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
特急しまかぜの個室は予約が取れない?
特急しまかぜの個室は、各車両に洋風と和風それぞれ2室しか設置されていないため、予約が非常に取りづらい席となっています。(利用には個室料金として別途1,050円が必要)
また、そもそも数が少ないため、個室利用を組み込んだ旅行ツアーはほとんど見かけないのが実情です。
和風・洋風の個室については、3〜4名のグループ利用に適しており、
利用区間に「大和八木~伊勢市」または「近鉄四日市~伊勢市」が含まれていることが条件となります。
座椅子はリクライニングに対応しており、各個室にはコンセントも備わっています。
洋風個室
しまかぜ、洋風個室半端ねえwww pic.twitter.com/JIv9qVtkHi
— ぴるろん (@pirlo21kazu7) March 4, 2018
大きな窓のそばにL字型のソファとテーブルがレイアウトされており、靴を脱がずにそのまま腰掛けられるのが特徴です。
窓側に視線が向く作りのおかげで、移り変わる車窓の風景を存分に楽しめます。
和風個室
近鉄特急しまかぜ
やっぱ個室は良いですね❗️ pic.twitter.com/1TqEU4mot6
— さかな🐟✩.*˚ (@AAS010101) January 30, 2022
掘りごたつのようなスタイルでテーブルとシートが設置され、靴を脱いでくつろぐ造りとなっています。
向かい合わせで座れるため、くつろぎながら会話を楽しむのにぴったりです。
特急しまかぜの個室の魅力
近鉄特急「しまかぜ」の個室を選ぶ魅力のひとつが、時間を気にせず食事を楽しめる点です。
カフェ車両で扱っているメニューをすべて注文でき、スタッフがテーブルまで届けてくれるため、落ち着いた空間でゆっくり味わうことができます。
個室以外の座席は、テイクアウト商品を除き、飲食はカフェ車両へ行かなければ利用できません。
特急しまかぜの個室を確保しやすくするコツ

特急しまかぜの個室を確保できる可能性を高めるコツは、乗車日のちょうど1か月前に始まる予約受付の“10時30分”をしっかり狙って、インターネットの予約操作を開始することです。
大型連休や観光客が増える時期はアクセスが集中しがちなので、わずかな操作の遅れが結果を左右することも。
近畿日本鉄道の「特急券のインターネット予約・販売ページ」(会員登録がおすすめ)から予約開始に間に合うように準備しましょう。
近畿日本鉄道 インターネット予約・発売サービスページ
予約の準備
●予約開始前日までに行う(前準備)
近畿日本鉄道 インターネット予約・発売サービスページ
●予約開始10:30までに行う
特急しまかぜで希望の座席を確保しやすくするポイント

ここからは、少しでも個室や希望する座席を確保しやすくするポイントをご紹介します。
発売開始(10:30)時の段階で、予約が取れなかった場合も、チャンスはあるので、ぜひ、参考にしてみてください。
土日や連休を避けて予約する
平日の便を狙うと、状況によっては、個室の予約が取れる可能性が高くなります。
反対に、土日や連休など、多くの人が休みになる日は予約が集中するため、さらに高い倍率になる傾向にあります。
発売開始から数分で、個室はもちろん、プレミアムシートなどの高価格帯の座席も予約が埋まってしまうでしょう。
発着地や時間帯を変えてみる
希望していた便で予約が取れなかった場合でも、出発駅や時間などを少し動かすだけで空席が見つかるケースがあります。
発着駅や日程、乗車時間などを、はじめの条件から少し変えて設定・検索すると、選択肢が広がり、思わぬ便で空席が見つかることもあります。
「しまかぜ」は大阪難波・京都・近鉄名古屋を結ぶ3路線があり、どれも一日一往復のみの運行です。
そのため、大阪発が取れなくても、別の始発駅ならあっさり予約できることも珍しくありません。
また、復路の便を先に押さえてみるのもひとつの選択肢で、帰りのほうが空席の余裕がある日もあります。
直前キャンセルをこまめにチェック
特急しまかぜは、予約できなかったとしても、諦めず空きがないか、定期的に検索してみるのもおすすめです。
キャンセルが出る時間は決まっていないため、数日前・前日など、空いた時間に確認してみましょう。
「1日1回だけ見てみよう」くらいの感覚で続けておくと、思わぬタイミングで空席に出会えるかもしれません。
特急しまかぜのその他の座席について
特急しまかぜは、個室以外にもゆったり過ごせる座席があるのも特徴です。
ここからは、特急しまかぜの座席の特徴について詳しく紹介していきます。
プレミアムシート
しまかぜ、プレミアムシートの車内。
ハイデッカー&大型窓でまさに観光特急。クリーム色の明るい車内。至福です!#乗り鉄 #しまかぜ #プレミアムシート pic.twitter.com/7fZZs4rNk1— ふーみんP (@fu_min_p) November 22, 2025
特急しまかぜの標準グレードの座席で、一人掛け・二人掛け用の2タイプが配置されています。
座面には本革が使われ、電動式の背もたれ調整やレッグレストに加え、体圧をやわらげるエアクッションも搭載!
2号車と5号車に設置(合計58席)され、車いすで利用しやすい座席も一部に用意されています。
また、ゆったりとした前後幅が確保されており、その間隔は新幹線グリーン車を上回る広さとなっているのも大きな特徴です。
電源コンセントも備わっているため、移動中の充電にも困りません。
プレミアムシート(展望車)
近鉄特急しまかぜ。展望席かの眺めは良好。この席に是非乗ってみたいものだが確保は難しそう。 pic.twitter.com/MU7f9dGsl5
— Yappee2000 (@Yappee2000) December 30, 2014
特急しまかぜの床面が一段高く設計された座席(1号車と6号車に配置)で、大きな窓から広がる景色を存分に楽しめます。
座席そのものは通常のプレミアムシート(合計で54席)と同系統ですが、進行方向の眺めをダイナミックに楽しめ、視界の広さは展望車ならではです。
なお、客室に入るまでに数段の階段を上る必要があるため、移動に不安がある方は通常のプレミアムシートを選ぶ方が安心です。
サロン席
近鉄特急しまかぜ
鶴橋〜伊勢市 サロン席でゆったり➰
しまかぜ弁当、トランプ、車窓➰
あっというまだー🚆#近鉄特急しまかぜ pic.twitter.com/fN7RxWdvFz— marodance (@maro_tetu) April 25, 2025
大きめのテーブルと仕切りが設置された4~6名向け(3席・3席)の向かい合わせレイアウトで、グループ利用にぴったりの半個室タイプの座席です。
完全な個室ではありませんが、個室料金なしで「しまかぜ」の通常座席(プレミアムシート)と同額で利用できるのが特徴です。
サロン席は、3号車・4号車に、それぞれ3ブロックずつ配置されています。
特急しまかぜのカフェ車両はいつ混雑する?
特急しまかぜは、3~4号車(2階建て)がカフェ車両となっており、カフェ営業が開始されてから数時間は混雑する傾向(特に12:00頃や17:00頃)にあります。
カフェの営業開始時間は明確には決められていないため、利用したい場合は早めに利用すると良いでしょう。
カフェの利用は予約制ではなく、先着順で、席に空きがあれば、そのまま利用可能です。
ゆっくり景色を眺めながら食事やドリンクを楽しむことができます。
特急しまかぜはどこからどこまで運行する?
特急しまかぜは
※賢島発は上記3区間の行きの逆から走行

特急しまかぜの個室の予約に挑戦してみよう!

特急しまかぜの個室(和風・洋風)は数が少なく、需要も高いため、予約が取りづらいのが特徴です。
少しでも、予約を取れる可能性を高めるためには、乗車予定日の1か月前に予約が開始されるタイミングを見計らい、10時30分になったらすぐにオンラインで予約を取れる準備を進めることが大切です。
近畿日本鉄道公式サイトの特急券のインターネット予約サービスを利用して、予約を行いましょう。
土日や連休を避けたり発着地や時間帯を変えたりすると、個室を予約できる可能性はさらに高くなるので、「個室を利用してみたい!」という方は、ぜひ、挑戦してみてください。
以下のページでは、特急の利用に役立つ情報などをまとめています。



