このページでは、カメラを飛行機内に持ち込みたい場合、スーツケースに入れても大丈夫なのかや機内に持ち込むと壊れてしまうのかについて解説しています。
旅行では、一眼レフカメラやデジカメなどで、本格的な写真撮影を楽しむという方もいるでしょう。
読めば、安心して、飛行機に搭乗でき、旅行先でカメラ撮影を楽しむことができるでしょう。
カメラをスーツケースに入れて飛行機に乗っても大丈夫?

カメラは、航空会社が指定するサイズや重量内のスーツケースに入れれば、機内に持ち込んでも大丈夫です。
※(一眼レフやミラーレスなど種類は問わない)
持ち込みでは、手元にカメラを置けるので、壊れる心配は少ないです。
ただし、指定のサイズや重量を超えれば、別途(航空会社ごとに異なる)追加料金を支払わなければならないので、注意しましょう。
旅行の準備をする前にあらかじめ、各航空会社のホームページを確認することが大切です。
100席未満の航空機: 3辺の合計が100cm以内 (45cm × 35cm × 20cm)
重量7kg以内 荷物数 合計2個
重量7kg以内 荷物数 合計2個
バッテリーのリチウムイオン電池について

多くのバッテリーで使用されているリチウムイオン電池は、
機器に内蔵されているバッテリーについては、100Wh超え160Wh以下であれば機内への持ち込みも預け入れも可能です。
しかし、予備バッテリーはサイズや容量に関係なく、預け入れが禁止されています。
予備のバッテリー(機内持ち込みは2個まで)を持っていきたい場合は、必ず保安検査の際に提出し、許可を受けてから機内に持ち込みましょう。
参照:リチウム電池と危険物輸送 一般財団法人 日本航空協会
三脚・一脚
三脚や一脚は、たたんだ状態の長さで機内に持ち込めるかどうかが決まります。
たとえばANAでは、「折りたたみ後の長さが60cmを超えるものは機内NG」とされており、それ以上のサイズは預け入れ荷物扱いになります。
機内に持ち込みたい場合は、トラベル三脚やコンパクトタイプなど、基準を満たすモデルを選んでおくと安心です。
また、バッグの外側に取り付ける場合でも、航空会社の基準(ANAは60cm)を超えると、搭乗口で預けるよう案内される可能性があります。
雲台を外して短くする、脚を完全に縮めるなど、全長を調整しておくとトラブルを避けられます。
その他のアクセサリー類
アクセサリー類は、荷物のボリュームに合わせて柔軟に持ち込んだり預け入れたりすると良いでしょう。
例えば、予備のメモリーカードやレンズを拭くクロス・ブロアーのような小さいアイテムなら、そのまま機内に持ち込むスーツケースに入れておいても問題ありません。
一方で、ストロボなど少しサイズのある機材は、緩衝材(プチプチ)で保護してスーツケースに入れてしまっても大丈夫です。
全体の荷物のバランスを見ながら、どこに何を入れるか調整してみてください。
カメラをスーツケースに入れると壊れる?

カメラを何も対策をしないでスーツケースに入れて、預け入れると壊れる可能性が高いです。
移動中の揺れで、カメラの繊細なパーツに余計な負担がかかり、思わぬ故障につながることがあります。
また、預け入れた荷物を保管する貨物室は温度が低く、上空を走行して地上に着陸するときの温度差で、カメラのレンズが一気に曇ってしまうこともあります。
さらに、国際便では、預け入れたスーツケースを放り投げられることも多いため、故障する可能性は高くなるでしょう。
保安検査をスムーズにクリアするためのコツ

機内にカメラを持ち込む時には、保安検査を受けなければなりません。
そこで、ここからは、スムーズに保安検査をクリアするコツを紹介します。
カメラ本体や大きめのレンズはすぐ取り出せるようにする
保安検査の前に、カメラ本体や大きめのレンズをバッグの上段に入れて、すぐに取り出せるようにしましょう。
空港によっては、カメラ本体やサイズのあるレンズを、トレイに出すよう指示されることがあります。
荷物の奥にしまい込んでいると、取り出す手間がかかってしまい、列を止めてしまう原因にもなります。
レンズは、使用する本数に絞って一箇所にまとめておくと、必要なときにすぐトレイに出せます。
バッテリーやケーブルはまとめておく
予備バッテリーは一つのポーチに入れ、ケーブルは種類ごとに束ねておくと、検査がしやすくなります。
バッテリーがあちこちに散らばっていたりケーブルが絡まっていたりすると、X線で判断しづらく追加チェックにつながることも。
特に、リチウムバッテリーはしっかり確認されることがあるので、端子部分をテープで保護してある状態を見せられると安心。
「きちんと管理されている」と判断されれば、検査がスムーズに終わるケースが多いです。
フィルムカメラを検査に出す時の注意点
フィルムカメラの場合、保安検査では、目視や手で触っての確認をお願いしましょう。
CT方式の検査機は強力で、現像前のフィルムが濁ったり色が変わったりと、取り返しのつかないトラブルになることがあります。(特にISO800以上の感度が高いフィルム)
そのため、透明の袋にまとめて入れて、「未現像フィルムなので手で触って確認してもらえますか?」と一言伝えて渡すと、スムーズに対応してもらいやすくなります。
なお、混雑状況などにより検査に時間がかかる・受けられないこともあります。
機内持ち込みにおすすめのスーツケース(カメラバッグ)

ここからは、機内持ち込みに適したサイズのおすすめのスーツケース(カメラバッグ)をご紹介します。
以下で、紹介するようなカメラを取り扱うブランドの品物であれば、信頼性が高く機能性も良いためおすすめです。
Manfrotto(マンフロット) Advanced ローラーバッグ III MB MA3-RB
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三脚メーカーが手がけたカメラ用バッグで、一眼レフや複数のレンズなど周辺機器もしっかり収納できるバッグです。
全体的にスリムなフォルムが特徴で、カメラを入れるスペースには、高い保護機能を持つ「M-Guard™」構造を採用!
薄く作られた仕切りでも、特殊な高密度フォーム素材のおかげでしっかり衝撃から守ってくれます。
バンガード ALTA FLY 58T トローリー
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カメラバッグや三脚を手掛けるバンガードのバッグで、カメラや周辺機器の収納に便利なポケットも豊富なバッグです。
内側のメッシュ部分には、収納したカメラやレンズなどを動かないようにしっかり固定できるバックルロックを採用!
取り外して使えるインナーケースやレインカバーも付属しており、4輪トローリーで移動も快適です。
カメラをスーツケースに入れて機内に持ち込む際は、注意しよう!

カメラは、航空会社の機内持ち込みルールに収まるサイズや重さのスーツケースに入れておけば、そのまま機内へ持ち込むことができます。
移動中の揺れや気温差などが原因で、カメラ内部の繊細なパーツは壊れてしまいやすいので、預け入れずに機内に持ち込みましょう。
また、保安検査を受ける際は、カメラやレンズをすぐに取り出せるようにし、予備バッテリーやケーブルをまとめておきましょう。
保安検査を通過できれば、カメラを安心して機内に持ち込めるため、旅行先での写真撮影を楽しんでくださいね。
以下のページでは、飛行機に乗る際に役立つ情報をまとめています。



