このページでは、「九州を旅行する際に車を使わずに、公共交通機関で観光を楽しみたい」という方のために、青春18きっぷや特急などを活用した九州一周の旅プランをご紹介します。
「九州全県を制覇したい」という方にも役立つ内容になっているので、ぜひ、参考にしてくださいね。
青春18きっぷを使った九州一周ルート
5日間の旅程で以下のルートを辿りました。
福岡 → 大分 → 宮崎 → 鹿児島 → 熊本 → 長崎 → 佐賀 → 福岡
今回のルートは、JRやバスを利用して各県の名所を巡って行き、できるだけ観光の時間が取れるようにスケジュールを組んでいます。
また、JR九州を中心に旅するなら、青春18きっぷの利用がお得です。
『青春18きっぷ』は、JRが年に3回発売するお得な乗り放題切符です。 価格は12,050円で、年齢問わず利用でき、5回(日)分まで使用できます。 1日あたり2,410円の料金以上であれば元が取れ、JRの普通・快速列車に乗り放題です。
春季:2月20日~3月31日
夏季:7月1日~8月31日
冬季:12月1日~12月31日
利用期間
春季:3月1日~4月10日
夏季:7月20日~9月10日
冬季:12月10日~1月10日
※大分 →宮崎、鹿児島→熊本は青春18きっぷの区間では、移動に1日ほどかかってしまうので、別途特急や新幹線を利用することをおすすめします。
※出発日時によって、以下の時刻・電車は変わることもあります。
計画を立てる際ジョルダンで、出発予定日時に合わせてご確認ください。
※青春18切符の利用期間が終了しても、電車を使った旅行で活用できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1日目 福岡(博多) → 大分(日田・湯布院)
1日目の旅程は、出発地点の博多駅から大分県日田に向かいます。
06:56博多駅
↓鹿児島本線(大牟田行)
07:45久留米
↓久大本線(日田行)乗換1分待ち89分
10:19日田
参照:ジョルダン
久留米では1時間以上の待ち時間があるので、駅ちかの飲食店で朝ごはんを食べるのがおすすめです。
係員に青春18きっぷを見せれば、改札の出入りは自由なので、久大本線が来るまで、自由な時間を過ごします。
次に、大分の日田駅へ移動します。
名物の日田焼きそばや駅前の広場には、「進撃の巨人」のリヴァイ兵長の銅像、漫画のシーンを再現したパネルなど、「進撃の巨人」必見のスポットもあります。
日田駅周辺を散策したら由布院へ向かいましょう。
14:39日田
↓久大本線(大分行)
15:53由布院
参照:ジョルダン
夕方に湯布院に到着します。
湯布院は、温泉街の雰囲気を感じたり食べ歩きを楽しんだりできます。
大分は唐揚げやとり天が名物なので、ぜひ、味わってみてくださいね。
大分県にある由布院温泉の旅館「ゆふいん山水館」☝️
周囲は由布岳をはじめとする緑豊かな自然に囲まれており、温泉も滑らかで気持ち良く、とてもリラックスできます!
大分名物がたくさん揃っている夕食・朝食ビュッフェも魅力的😋 pic.twitter.com/ykORy6xpyV
— ショウ (@sho_f522) June 9, 2024
由布院では、「由布院温泉ゆふいん山水館」が一人でも複数人でも泊まれ、贅沢なひとときを過ごすことができるでしょう。
由布院駅から徒歩8分で到着し、由布岳を眺められる肌に優しい泉質の露天風呂が魅力で、散策で疲れた身体をゆっくり癒せます。
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宿は、由布院の高級温泉宿もありますが、宿泊費を抑えるなら大分駅周辺のリーズナブルなホテルもおすすめです。
2日目 大分(大分駅) →宮崎(日南)
2日目の旅程は、大分駅から宮崎に向かいます。
大分から宮崎は、延岡から佐伯の区間を走る普通列車が極端に少なく、乗れたとしても移動だけで1日を費やしてしまうので、青春18きっぷは使えませんが、特急「にちりん」(自由席大人 6,470 円~)を利用しましょう。
07:00大分
↓にちりん1号(宮崎空港行)
10:16宮崎
参照:ジョルダン
宮崎駅から、宮崎駅前バスセンターの日南行バス(1時間20分ほど片道1,510円~)でサンメッセ日南へ向かいましょう。
バス停から徒歩15分ほどで到着し、日本のモアイ像を見ることができます。
その他にも、様々なアート作品が展示され、写真を撮りたくなるような景色が広がっています。
※サンメッセ日南 営業時間 AM9:30 – PM17:00 定休日 毎週水曜日 大人1名1,000円
周辺には、鵜戸神宮や日南海岸が徒歩20分ぐらいの距離にあるので、興味がある方は訪れてみてくださいね。
帰りは、宮崎交通飫肥-油津-宮崎駅 宮崎駅行のバスで、宮崎駅に戻りましょう。
宿は、宮崎駅周辺で探すと、ゆっくり夜を過ごすことができるでしょう。
3日目 宮崎(宮崎駅) →鹿児島(鹿児島駅・指宿駅)
3日目は宮崎駅から鹿児島駅に到着し、桜島フェリー乗り場に向かいます。
06:54宮崎
↓日豊本線(西都城行)乗換2分待ち26分
07:56都城
↓日豊本線(鹿児島中央行)
10:03鹿児島
参照:ジョルダン
鹿児島に到着し、桜島フェリーに乗るために10分ぐらい歩いて、桜島フェリーターミナルに向かいます。
20分間隔で運航している桜島フェリー(大人250円)に乗って、クルージングを楽しみましょう。
展望デッキからは、海風を感じながら雄大な桜島の姿が見られ、その迫力を間近で感じることができますよ。
フェリーを降りてからは、鹿児島駅に戻り、指宿駅へ移動し、指宿温泉の砂風呂を楽しみましょう。
15:09鹿児島
↓鹿児島本線(鹿児島中央行)乗換3分待ち19分
15:13鹿児島中央
↓指宿枕崎線快速なのはな(山川行)
16:38指宿
参照:ジョルダン
指宿には、砂風呂を体験できる場所が数多くありますが、特に、条件が合えば波打ち際で砂風呂に入れる砂むし会館「砂楽」がおすすめです。
指宿駅から中央通り、ハイビスカス通りを歩き、海岸線に沿って歩くと、20分ほどで「砂楽」に着きます。
初めての場合でも入り方を教えてくれ、砂をかけてくれる人もいるので、気持ち良い砂風呂を体験できるでしょう。
宿は、移動のしやすさも考えて、鹿児島駅前のホテルに宿泊すると良いでしょう。
4日目 鹿児島(鹿児島駅)→熊本(熊本駅)→長崎(長崎駅)
4日目は鹿児島駅から熊本駅、そして長崎に向かいます。
鹿児島駅から熊本駅は、普通電車の移動だけでは1日以上を費やしてしまうので、青春18きっぷは使えませんが、新幹線 さくら400号(自由席大人6,540円~)を利用しましょう。
06:31鹿児島
↓鹿児島本線(伊集院行)乗換7分待ち13分
06:31鹿児島中央
↓新幹線 さくら542号(N700系)(新大阪行)
07:41熊本
参照:ジョルダン
鹿児島駅から電車で熊本へ向かい、熊本城を訪れます。(事前入場券800円~)
熊本駅からは、熊本城周遊バスしろめぐりん(約30分片道180円)で行くことができます。
建築当時の建築を復元した本丸御殿や熊本城の歴史を知れる展示もあり、天守閣最上階から望める景色は圧巻です。
熊本城の観光をした後は、熊本駅に戻り長崎駅まで移動します。
熊本から長崎の移動はこの時間を逃すと、移動に1日かかってしまうので、注意しましょう。
14:46熊本
↓鹿児島本線(鳥栖行)乗換3分待ち1分
16:22鳥栖
↓長崎本線(江北行)乗換2分待ち33分
17:13江北(佐賀)
↓長崎本線(諫早行)乗換2分待ち6分
19:10諫早
↓長崎本線(長崎行)
19:53長崎
参照:ジョルダン
長崎駅に到着した後、夕食は名物ちゃんぽんや皿うどんがおすすめです。
宿は、長崎駅周辺のホテルで九州旅行最後の夜を過ごしましょう。
5日目:長崎(長崎駅)→佐賀(佐賀駅・吉野ケ里遺跡駅)→福岡(博多駅)
最終日は、長崎駅から佐賀駅に行き、福岡に戻ってきます。
長崎では、長崎駅前の乗り場からバス(約10分)に乗って、徒歩(約15分)でグラバー園(一般620円)に向かいます。
グラバー園では、旧グラバー住宅や旧三菱第2ドックハウスなどの歴史的な洋館・建物を見ることができます。
11時過ぎに観光を終えて、長崎駅に戻り佐賀へ向かいます。
長崎から佐賀の移動はこの時間を逃すと、倍の時間がかかってしまうので、注意しましょう。
12:16長崎(長崎)
↓長崎本線(肥前浜行)乗換2分待ち10分
13:51肥前浜
↓長崎本線(鳥栖行)
14:43佐賀
参照:ジョルダン
佐賀駅に着いたらJR長崎本線(約16分)で吉野ケ里遺跡駅に向かい、吉野ケ里遺跡(大人(15歳以上)460円)へと移動し、遺跡を見学します。
タイムスリップしたかのように弥生時代の住居や古墳が再現され、当時の生活を詳しく知ることができるでしょう。
そして、佐賀駅に戻り、博多駅に向かいます。
18:17佐賀
↓長崎本線(福間行)乗換3分待ち5分
18:43鳥栖
↓鹿児島本線区間快速(小倉行)
19:24博多
参照:ジョルダン
博多駅に着いたら、博多駅の飲食店や20分ほど歩いて中州の屋台巡りをするのもおすすめです。
余裕があれば、福岡の夜景を水上から楽しめる那珂川リバークルーズを体験してみるのも良いでしょう。
青春18きっぷを活用して、九州の名所を巡ってみよう
青春18きっぷ(必要に応じて特急や新幹線)を利用すれば、上手く5日間の期間で九州を一周することも可能です。
今回は九州7県回りましたが、このページで紹介した通りに回ったり自分が行きたい県を絞ってゆっくり観光したりしても良いでしょう。
時間や乗る電車に注意すれば、効率的に名所を巡りながら観光することができます。
ぜひ、青春18きっぷを使って旅行を楽しんでくださいね。