「青春18きっぷで四国を回りたいけど、どこに行こうか?」
このようなお悩みを抱える方もいるでしょう。
このページでは、「青春18きっぷ」を使って四国4県を一周するおすすめルートを紹介します。
青春18きっぷを使った四国一周旅行を計画している方はぜひ、参考にしてくださいね。
※行きたい場所を絞って、最終的に高松駅に戻り、3日間の旅行にすることも可能です。
また、青春18きっぷを使用しなくても、電車を使った旅行としてもこのページのルートを活用できます。
『青春18きっぷ』は、JRが年に3回発売するお得な乗り放題切符です。
3日間用(10,000円)※購入者が3日間連続で使用する
5日間用(12,050円)※購入者が5日間連続で使用する
3日間 2024年11月26日~2025年1月8日(1月8日出発分まで)
5日間 2024年11月26日~2025年1月6日(1月6日出発分まで)
利用期間
2024年12月10日~2025年1月10日
年齢問わず利用でき、5回(日)分まで使用でき、JRの普通・快速列車であれば乗り放題です。
青春18きっぷを使った5日間の四国一周ルート
5日間で高松駅からスタートして、最終日に高松駅に戻ってくるまで以下のルートを辿っていきます。
香川県→徳島県→高知県→愛媛県と、四国ならではの魅力をたっぷり楽しめる鉄道の旅です。
本州から四国に向かうには、岡山から快速マリンライナーを利用すると、約1時間で高松駅に到着します。
1日目 香川県
1日目は香川県を観光していき、四国の電車旅のスタート地点は高松駅です。
高松駅に午前中に到着すると、「高松城跡」や「高松中央商店街」など駅周辺のスポットをゆっくり楽しめます。
瀬戸内海の連絡船の名残で、高松駅は大きな頭端式ホーム(東武浅草駅や阪急梅田駅のホームのような形)で、四国でしか見られない電車が多く見られます。
高松城跡
高松駅から歩いて5分の場所にあり、石垣や櫓・橋など、水上に浮かぶような配置が特徴です。
明治17年(1884年)に老朽化によって城自体は取り壊されてしまい、石垣と櫓と屋敷が残っています。
また、現在は、道路によって分断され、直接海には出られませんが、城内から直接海に出られる珍しい構造ともなっています。
「水の手御門」や三の丸に残る藩主の邸宅「披雲閣」(イベント時のみ開放)などがあり、じっくり見て回りたい場所です。
4、5月 5:30~18:30
6~8月 5:30~19:00
9月 5:30~18:30
10月 6:00~17:30
11月 6:30~17:00
12、1月 7:00~17:00
2月 7:00~17:30
3月 6:30~18:00
東門
4~9月 7:00~18:00
10~3月 8:30~17:00
高松中央商店街
高松城跡から徒歩15分の場所にある「高松中央商店街」は、8つの商店街からなる2.7㎞と日本一の長さを誇る商店街です。
最北端には、商店街の象徴である高さ32mのクリスタルドームがあり、天気が良ければ光が差し込み、明るい雰囲気を醸し出しています。
昔ながらの飲食店が多い「ライオン通商店街」や洗礼された高級店やチェーン店が多い「丸亀町商店街」など、約1000軒ものお店が入っています。
また、「兵庫町商店街」の「さぬき麺業」や「うどん市場」などのうどんの人気店が軒を連ねており、香川名物のうどんを堪能する楽しみがあるのも魅力です。
香川県から徳島県に移動
19:20香川
高徳線(徳島行)
22:05徳島
参照:ジョルダン
夜に高徳線の徳島行き普通列車に乗車し、徳島に向かいます。
この区間は香川県と徳島県の県境を越える山岳地帯を通るのが特徴となっています。
そして、宿は翌日の観光のしやすさや宿でゆっくり過ごす時間を考えて、徳島駅周辺のビジネスホテルがおすすめです。
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2日目 徳島県
2日目は徳島県で、徳島発祥の阿波踊りについて詳しく知ることができる「阿波おどり会館」、市街地の景色を楽しみながら眉山の頂上に向かう「眉山ロープウェイ」や渦潮が見られる「大鳴門橋遊歩道」に向かいます。
そして、徳島で観光を楽しんだあとに、四国の中で電車移動が少し複雑な高知県に向かいます。
阿波おどり会館・眉山ロープウェイ
徳島駅から徒歩10分の「阿波おどり会館」は、全5階建てで、上の階には阿波踊りに関する資料を展示するミュージアムや、阿波踊りの公演が行われるホールが設けられています。
さらに、お土産売り場もあるので、お土産探しにもぴったりです。
5階には、眉山に向かうロープウェイの乗り場があり、チケット販売機からチケットを購入して、ロープウェイに乗ることができます。
ロープウェイは2両のゴンドラで15分ごとに出発しており、6分の所要時間で、奥に海が広がる徳島の市街地を眺めながら眉山の頂上へ向かいます。
頂上の展望広場では、淡路島や紀伊半島の方面まで見渡すことができ、見応えのある絶景を楽しむことができますよ。
11月から3月まで 9:00~17:30
阿波おどり期間中 9:00~22:00(8月12日から8月15日)
小学生300円(片道)、510円(往復)
大鳴門橋遊歩道
09:58徳島
鳴門線(鳴門行)
10:37鳴門
参照:ジョルダン
鳴門駅から約15分の場所に、大鳴門橋の下部に設けられた遊歩道があり、世界でも有数の渦潮を間近で見ることができます。
チケットは、ネットから事前購入もでき、料金やスムーズに入館できる点から電子前売り入館チケットがお得です。
鳴門海峡にある海上遊歩道からは、鳴門海峡の美しい景色を望め、展望室からはうず潮や激しい潮流を体感できます。
床はガラスになっており、うず潮を真上から見れるので迫力満点ですよ。
夏季(3月~9月) 9:00~18:00※入場は17:30まで
GWと夏休み期間 8:00~19:00※入場は18:30まで
冬季(10月~2月)9:00~17:00※入場は16:30まで
3月、6月、9月、12月の第2月曜日
大塚国際美術館
アートや芸術が好きな方には、美術館を訪れるのもおすすめです。
大鳴門橋遊歩道から徒歩15分の場所に、日本最大級の展示スペースを誇る「大塚国際美術館」があります。
ゆっくり見て回るのに時間がかかるので、訪れる際はその後のスケジュールも考慮しながら計画を立てましょう。
詳しくは以下のページでも触れています。
鳴門駅から徳島駅に戻る
高知県に電車で向かうために、早めに徳島駅に戻ります。
高知県の土岐線は在来線のダイヤが少なく、1本逃せばかなりの時間が空いてしまいます。
さらに、乗り遅れて次に来た電車が青春18きっぷが利用できる電車であれば、高知駅まで10時間以上かかる事があります。
電車は乗り遅れないよう注意して、当日の運行状況も確認しましょう。
14:00鳴門
鳴門線(徳島行)
14:45 徳島 4番線着
参照:ジョルダン
徳島駅から高知駅に移動
徳島駅から高知駅に2回の乗り換えを経て向かいます。
途中、阿波池田駅で土讃線(土佐山田行)で土佐山田に行くまで、1時間ほどの空き時間があるので、途中下車して駅のコンビニに寄ったり、駅近くの商店街を少し散策したりできます。
そして、土讃線(土佐山田行)に乗り遅れないように、注意してください。
14:52徳島 1番線発
徳島線(阿波池田行)
16:43阿波池田 待ち62分乗換3分
○休憩・途中下車可
17:48 阿波池田
土讃線(土佐山田行)
19:21 土佐山田 乗換1分待ち1分
19:23 土佐山田
土讃線(須崎行)
20:02高知
参照:ジョルダン
高知駅に到着し、駅周辺で夕食を食べたりお土産を購入したりする時間を取ってみましょう。
また、駅周辺のビジネスホテルを確保して、ゆっくり過ごすのも良いですね。
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3日目 高知県
3日目は、高知駅から徒歩圏内の「南海道随一の名城」として有名な高知城や高知の絶品グルメが味わえるひろめ市場などの観光スポットを巡ります。
そして、夕方には、四国最後の愛媛県に向かうため、時間をかけて電車に乗るか、費用はかかりますが、数時間で松山駅に到着する高速バス(なんごくエクスプレス)を利用するか選択して移動します。
高知城
高知駅から徒歩25分の場所に、江戸時代から現存する天守や本丸御殿が見られる「高知城」があります。
本丸御殿が完全に残っているのは、日本で高知城だけであり、圧巻の優美な城の姿を見ることができます。
また、天守の廻縁高欄(まわりえんこうらん)から一望できる高知の町並みも絶景です。
その他に、城の表門にある鉄砲を撃つための「狭間(さま)」や刃を上に向けて植えこまれた「忍び返し」など城を守るための仕掛けにも注目です。
そして、高知城への道中に、よさこい節にも登場し、『純信とお馬の切ない恋の舞台』として知られる「はりまや橋」があるので、ぜひ、訪れてみましょう。
9:00~17:00 (最終入館16:30まで)
ひろめ市場
高知城から徒歩10分の場所にある、様々な飲食店と物販店が集結した屋台村のような施設です。
観光客だけでなく、地元の人も多い賑やかな雰囲気で、鰹の藁焼きタタキやウツボ料理など、土佐ならではの料理が楽しめます。
中央にたくさんのテーブル席があり、お店で食べたい料理を購入して、好きな席で食べる手軽さも魅力です。
ただし、休日や昼食の時間であれば、満席になることも多いので、注意しましょう。
高知駅から松山駅に移動
夕方に高知駅から松山駅に移動する際は2つの選択肢があります。
ひとつ目は、時間はかかりますが、青春18きっぷの利用区域で途中下車もしながら、長時間の電車の旅を楽しむ方法があります。
ふたつ目は、追加費用(4,000円)はかかりますが、数時間でつきたいなら高速バスを利用して松山駅に到着し、松山駅近くの宿を確保する手段です。
以下で詳しくまとめているので、自分に合う手段を利用しましょう。
普通電車で松山駅に向かう
高知駅から土讃線(阿波池田行)に乗り、阿波池田まで向かい、この日は阿波池田で終了となります。
阿波池田駅周辺には、ジビエ料理も楽しめる「heso salon」やボリューム感のあるお好み焼きが評判の「呑喜屋」など様々なお店があります。
また、阿波池田周辺で泊まれる宿は、「ふくや旅館」やビジネスホテル「ココクロス」など1泊6,000円ほどで泊まれるホテルもあるので、宿泊も安心です。
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17:49高知
土讃線(阿波池田行)
20:24阿波池田
○下車して宿泊
06:12阿波池田
土讃線(琴平行)
06:51琴平 待ち8分
土讃線(高松行)
07:13多度津 待ち29分
予讃線(観音寺行)
08:16観音寺(香川)待ち54分
予讃線(伊予西条行)
10:12伊予西条 待ち16分
予讃線(伊予市行)
12:16 松山(愛媛)
参照:ジョルダン
高速バス(なんごくエクスプレス)で松山駅に向かう
高速バスなんごくエクスプレスを利用すれば、高知駅BTから約3時間で松山駅に到着することが可能です。
利用するには、公式サイトから予約が必要で、乗り場や乗車時間を間違えないようにしましょう。
宿は駅周辺のホテルを確保するのがおすすめで、高速バスを利用すれば、宿でゆっくりくつろぐ時間も長く取れます。
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4日目愛媛県
4日目は愛媛県に到着し、伊予鉄道で日本最古の温泉地「道後温泉」で温泉や観光を楽しみます。
そして、最初の出発地点であった高松駅に向かいます。
道後温泉
道後温泉は、日本書紀にもその名が記される、歴史深い温泉地として知られています。
松山駅から道後温泉までは、伊予鉄道で約25分(210円)です。
道後温泉のシンボルでもある「道後温泉本館」は、「神の湯」で日替わり入浴も可能で、無加温・無加水の源泉かけ流しの温泉に入ることができます。
さらに、飛鳥時代の建築をモチーフにした温浴施設「飛鳥乃湯泉」や地元の人が集う公衆浴場の「椿の湯」の温泉を楽しむにもおすすめです。
その他にも、お土産屋や食べ歩きグルメのお店が数多く立ち並ぶ「道後商店街」や恋愛のパワースポット「圓満寺」・日本三大八幡造の神社のひとつ「伊佐爾波(いさにわ)神社」など、徒歩圏内で訪れることができるスポットにも注目です。
松山駅から高松駅に移動
15:00までに道後温泉駅から松山駅に戻り、高松駅まで移動します。
高松駅までは約5時間で到着します。
15:03松山(愛媛)3番線発
予讃線(伊予西条行)
17:08 伊予西条 待ち13分
予讃線(観音寺行)
18:39観音寺
予讃線(高松行)
19:51高松
参照:ジョルダン
高松駅に到着し、快速マリンライナー(岡山行)で本州に渡ることができます。
青春18きっぷを使って、電車で四国を一周してみよう!
青春18きっぷを利用すれば、四国4県を電車で巡って、駅周辺の観光スポットや各県の名所を訪れることができます。
乗り継ぎに注意して電車で移動すれば、車窓からの景色を楽しむこともでき、交通費を上手く節約することもできるでしょう。
その土地ならではのグルメも堪能し、素敵な思い出も作れるはずです。
ぜひ、このページの情報を参考に、青春18きっぷを使って旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。